コロラドの 山奥やまおくの 兄弟きょうだいオオカミ
兄にいさんが ワナに掛かかり 足あしをちぎられた
弟おとうと 駆かけ回まわり ウサギをくわえて
草くさの 洞穴ほらあなに 届とどけて吠ほえる
雪ゆきが 降ふった朝あさ 目めをさませばひとり
三本さんぼんの 足跡あしあとが 遠とおくに続つづく
追おっては いけない 自然しぜんの強つよさ
弟おとうと シッポを 空そらに 立たてた
月つきの光ひかり 背中せなかに受うけて アイツがいる 断崖だんがい
飢うえて乾かわく 自分じぶんの喉のどを 噛かみ切きる 噛かみ切きる ちから
オマエの プライド 風かぜに流ながれ 星ほしに流ながれ
ここに来きた 来きた 来きた プライド オレに乗のり移うつった
ラララ ラララ プライド 最後さいごの最後さいごに残のこされているもの
ラララ ラララ プライド 消きえたらその日ひに 命いのちも終おわり
地下道ちかどうの 真まん中なかに 浮浪者ふろうしゃが寝ねそべり
棲家すみかを 奪うばうなと 息いきを撒まき散ちらす
制服せいふくの 乙女おとめが ただれた若わかさを
まっしろい ソックスの 弛たるみにはりつける
オヤジは 赤あかい顔かお セガレは黒くろい顔かお
それぞれに ガムをなめ 自由じゆうにはき捨すてる
ポリスは ピストルを 錆さびつかせ
大臣だいじんは 頭あたまを 油あぶらで ベトつかせ
人ひとと産うまれ 人ひとと生いきて 針はりの道みちを 歩あるかず
あきらめたか 人ひとをやめたか それなら 虫むしケラと 呼よぼう
人間にんげんの プライド 忘わすれてしまい もったいないね
ここに来くるな 来くるな 来くるな プライド 胸むねのナイフが まっすぐ飛とんだ
ラララ ラララ プライド 私達わたしたちにだけ与あたえられた宝たから
ラララ ラララ プライド 消きえたらその日ひに情じょうも終おわり
花売はなうりの 指先ゆびさきは 花はなに切きられても
恋人こいびとに 逢あう時ときも それを隠かくさず
炭焼すみやきの 襟元えりもとは 炭すみにまみれても
子供こどもらを 抱だく時ときも それを払はらわず
蓮はす抜ぬきは 靴底くつぞこに泥どろを纏まとっても
食卓しょくたくに座すわる時ときも それを嫌きらわず
馬車ばしゃ引ひきは 路傍ろぼうに 轍てつを残のこさず
舵取かんどりは 海うみに 魚さかなを 漁あさらず
よみがえるよ はじめてのこと パンをひときれ 稼かせいだ
汗あせあふれる この手ての中なか 光ひかった 自分じぶんへの 誇ほこり
人間にんげんの プライド 積つみ上あげてきた 輝かがやく城閣じょうかく
ここにある ある ある プライド 鏡かがみの奥地おくちに そびえたつ
ラララ ラララ プライド 高たかく持もてば持もつ程ほどに心こころ高たかく
ラララ ラララ プライド 消きえたらその日ひに魂たましい終おわり
惑星わくせいを 探査たんさする宇宙船うちゅうせんに
突然とつぜん 怪あやしい 音声おんせいが届とどく
地球ちきゅうは 我々われわれが 占領せんりょうした
おまえたちは サンプル用ように たすけてやろう
窓まどの 遥はるかの 青あおい星ほし
そこで 生いきずに 何なにが人類じんるいか
飛行士ひこうし たちは 酸素さんそを外はずし
故郷こきょうに 一番いちばん近ちかい ハッチを 開ひらく
月つきの光ひかり 背中せなかに受うけて アイツがいる 断崖だんがい
飢うえて乾かわく 自分じぶんの喉のどを 噛かみ切きる 噛かみ切きる ちから
オマエの プライド 風かぜに流ながれ 星ほしに流ながれ
ここに来きた 来きた 来きた プライド すべてに 乗のり移うつれよ
ラララ ラララ プライド とても悲かなしくてとても嬉うれしいもの
ラララ ラララ プライド 消きえたらその日ひに想おもいも終おわり
ラララ ラララ プライド 最後さいごの最後さいごに残のこされているもの
ラララ ラララ プライド 消きえたらその日ひに命いのちも終おわり
コロラドkororadoのno 山奥yamaokuのno 兄弟kyoudaiオオカミookami
兄niiさんがsanga ワナwanaにni掛kaかりkari 足ashiをちぎられたwochigirareta
弟otouto 駆kaけke回mawaりri ウサギusagiをくわえてwokuwaete
草kusaのno 洞穴horaanaにni 届todoけてkete吠hoえるeru
雪yukiがga 降fuったtta朝asa 目meをさませばひとりwosamasebahitori
三本sanbonのno 足跡ashiatoがga 遠tooくにkuni続tsuduくku
追oってはtteha いけないikenai 自然shizenのno強tsuyoさsa
弟otouto シッポshippoをwo 空soraにni 立taてたteta
月tsukiのno光hikari 背中senakaにni受uけてkete アイツaitsuがいるgairu 断崖dangai
飢uえてete乾kawaくku 自分jibunのno喉nodoをwo 噛kaみmi切kiるru 噛kaみmi切kiるru ちからchikara
オマエomaeのno プライドpuraido 風kazeにni流nagaれre 星hoshiにni流nagaれre
ここにkokoni来kiたta 来kiたta 来kiたta プライドpuraido オレoreにni乗noりri移utsuったtta
ラララrarara ラララrarara プライドpuraido 最後saigoのno最後saigoにni残nokoされているものsareteirumono
ラララrarara ラララrarara プライドpuraido 消kiえたらそのetarasono日hiにni 命inochiもmo終oわりwari
地下道chikadouのno 真maんn中nakaにni 浮浪者furousyaがga寝neそべりsoberi
棲家sumikaをwo 奪ubaうなとunato 息ikiをwo撒maきki散chiらすrasu
制服seifukuのno 乙女otomeがga ただれたtadareta若wakaさをsawo
まっしろいmasshiroi ソックスsokkusuのno 弛taruみにはりつけるminiharitsukeru
オヤジoyajiはha 赤akaいi顔kao セガレsegareはha黒kuroいi顔kao
それぞれにsorezoreni ガムgamuをなめwoname 自由jiyuuにはきnihaki捨suてるteru
ポリスporisuはha ピストルpisutoruをwo 錆saびつかせbitsukase
大臣daijinはha 頭atamaをwo 油aburaでde ベトbetoつかせtsukase
人hitoとto産uまれmare 人hitoとto生iきてkite 針hariのno道michiをwo 歩aruかずkazu
あきらめたかakirametaka 人hitoをやめたかwoyametaka それならsorenara 虫mushiケラkeraとto 呼yoぼうbou
人間ningenのno プライドpuraido 忘wasuれてしまいreteshimai もったいないねmottainaine
ここにkokoni来kuるなruna 来kuるなruna 来kuるなruna プライドpuraido 胸muneのnoナイフnaifuがga まっすぐmassugu飛toんだnda
ラララrarara ラララrarara プライドpuraido 私達watashitachiにだけnidake与ataえられたerareta宝takara
ラララrarara ラララrarara プライドpuraido 消kiえたらそのetarasono日hiにni情jouもmo終oわりwari
花売hanauりのrino 指先yubisakiはha 花hanaにni切kiられてもraretemo
恋人koibitoにni 逢aうu時tokiもmo それをsorewo隠kakuさずsazu
炭焼sumiyaきのkino 襟元erimotoはha 炭sumiにまみれてもnimamiretemo
子供kodomoらをrawo 抱daくku時tokiもmo それをsorewo払haraわずwazu
蓮hasu抜nuきはkiha 靴底kutsuzokoにni泥doroをwo纏matoってもttemo
食卓syokutakuにni座suwaるru時tokiもmo それをsorewo嫌kiraわずwazu
馬車basya引hiきはkiha 路傍robouにni 轍tetsuをwo残nokoさずsazu
舵取kandoりはriha 海umiにni 魚sakanaをwo 漁asaらずrazu
よみがえるよyomigaeruyo はじめてのことhajimetenokoto パンpanをひときれwohitokire 稼kaseいだida
汗aseあふれるafureru このkono手teのno中naka 光hikaったtta 自分jibunへのheno 誇hokoりri
人間ningenのno プライドpuraido 積tsuみmi上aげてきたgetekita 輝kagayaくku城閣joukaku
ここにあるkokoniaru あるaru あるaru プライドpuraido 鏡kagamiのno奥地okuchiにni そびえたつsobietatsu
ラララrarara ラララrarara プライドpuraido 高takaくku持moてばteba持moつtsu程hodoにni心kokoro高takaくku
ラララrarara ラララrarara プライドpuraido 消kiえたらそのetarasono日hiにni魂tamashii終oわりwari
惑星wakuseiをwo 探査tansaするsuru宇宙船uchuusenにni
突然totsuzen 怪ayaしいshii 音声onseiがga届todoくku
地球chikyuuはha 我々warewareがga 占領senryouしたshita
おまえたちはomaetachiha サンプルsanpuru用youにni たすけてやろうtasuketeyarou
窓madoのno 遥haruかのkano 青aoいi星hoshi
そこでsokode 生iきずにkizuni 何naniがga人類jinruiかka
飛行士hikoushi たちはtachiha 酸素sansoをwo外hazuしshi
故郷kokyouにni 一番ichiban近chikaいi ハッチhatchiをwo 開hiraくku
月tsukiのno光hikari 背中senakaにni受uけてkete アイツaitsuがいるgairu 断崖dangai
飢uえてete乾kawaくku 自分jibunのno喉nodoをwo 噛kaみmi切kiるru 噛kaみmi切kiるru ちからchikara
オマエomaeのno プライドpuraido 風kazeにni流nagaれre 星hoshiにni流nagaれre
ここにkokoni来kiたta 来kiたta 来kiたta プライドpuraido すべてにsubeteni 乗noりri移utsuれよreyo
ラララrarara ラララrarara プライドpuraido とてもtotemo悲kanaしくてとてもshikutetotemo嬉ureしいものshiimono
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ラララrarara ラララrarara プライドpuraido 消kiえたらそのetarasono日hiにni命inochiもmo終oわりwari