船旅ふなたびに 擬なぞらえるなら 兎とに角かくに 私わたしの船ふねは
甘あまやかな 港みなとを後あとに 帆ほを立たてて 錨いかりを上あげて
海うみへ出でた 荒あらぶる海うみへ
煌きらめきの 宝探たからさがししか 安住あんじゅうの 島しま求もとめてか
行いく先さきの まだ定さだまらず 自みずからの 力ちからも知しらず
入いり混まじる 期待きたいと不安ふあん
志こころざし同おなじくして 並ならび行いく友ともに出逢であえるだろうか
心こころを熱あつく重かさねて 連つれ添そえる愛あいに出逢であえるだろうか
人ひとの身みは ままならぬもの 何故なぜかしら 時ときに無気力むきりょく
情なさけない 怠なまけ心ごころが 忍しのび込こみ 漂流船ひょうりゅうせんと
成なり果はてる 恐おそれが襲おそう
海図かいず無なく 羅針盤らしんばん無なく 蒼あお臭におい 未熟みじゅくな知恵ちえと
競きそい立たつ 欲望よくぼうたちと 我知われしらず 湧わく情熱じょうねつを
せめてもの 追おい風かぜにして
振ふり返かえって悔くいの無ない 充実じゅうじつの海うみを渡わたれるだろうか
嬉うれし泣なきできるほどの 悦よろこびの場所ばしょを抱だけるだろうか
船旅ふなたびに 擬なぞらえるなら 兎とに角かくに 私わたしの船ふねは
甘あまやかな 港みなとを後あとに 帆ほを立たてて 錨いかりを上あげて
海うみへ出でた 荒あらぶる海うみへ
船旅funatabiにni 擬nazoraえるならerunara 兎toにni角kakuにni 私watashiのno船funeはha
甘amaやかなyakana 港minatoをwo後atoにni 帆hoをwo立taててtete 錨ikariをwo上aげてgete
海umiへhe出deたta 荒araぶるburu海umiへhe
煌kiraめきのmekino 宝探takarasagashiしかshika 安住anjuuのno 島shima求motoめてかmeteka
行iくku先sakiのno まだmada定sadaまらずmarazu 自mizukaらのrano 力chikaraもmo知shiらずrazu
入iりri混maじるjiru 期待kitaiとto不安fuan
志kokorozashi同onaじくしてjikushite 並naraびbi行iくku友tomoにni出逢deaえるだろうかerudarouka
心kokoroをwo熱atsuくku重kasaねてnete 連tsuれre添soえるeru愛aiにni出逢deaえるだろうかerudarouka
人hitoのno身miはha ままならぬものmamanaranumono 何故nazeかしらkashira 時tokiにni無気力mukiryoku
情nasaけないkenai 怠namaけke心gokoroがga 忍shinoびbi込koみmi 漂流船hyouryuusenとto
成naりri果haてるteru 恐osoれがrega襲osoうu
海図kaizu無naくku 羅針盤rashinban無naくku 蒼ao臭nioいi 未熟mijukuなna知恵chieとto
競kisoいi立taつtsu 欲望yokubouたちとtachito 我知wareshiらずrazu 湧waくku情熱jounetsuをwo
せめてものsemetemono 追oいi風kazeにしてnishite
振fuりri返kaeってtte悔kuいのino無naいi 充実juujitsuのno海umiをwo渡wataれるだろうかrerudarouka
嬉ureしshi泣naきできるほどのkidekiruhodono 悦yorokoびのbino場所basyoをwo抱daけるだろうかkerudarouka
船旅funatabiにni 擬nazoraえるならerunara 兎toにni角kakuにni 私watashiのno船funeはha
甘amaやかなyakana 港minatoをwo後atoにni 帆hoをwo立taててtete 錨ikariをwo上aげてgete
海umiへhe出deたta 荒araぶるburu海umiへhe