君きみが着きた花はながすり 君きみが舞まう花はなまつり
ひとときを故郷こきょうの ふところに遊あそぶ
明日あしたには村むらはなれ 汽車きしゃに乗のり村むらわすれ
一年いちねんを忙いそがしく過すごすのは何故なぜ
汽車きしゃに乗のれば 故郷こきょうの手土産てみやげの一輪いちりんの花はなの色いろ
あせることを 知しりながら
暮くれ方がたの盆ぼんがえり 火ひを落おとす花はなまつり
こよいまた故郷こきょうの 駅えきを発たつ人影ひとかげ
いくつかの年月ねんげつを くり返かえすこの旅たびを
窓まどに寄よりいわれなく思おもうのは何故なぜ
汽車きしゃの窓まどに 移うつりゆく景色けしきに似にて何なにもかもが
めまぐるしいだけの場所ばしょへと 知しりながら
ひとときの盆ぼんがえり すぐにまた振ふりかえり
気きぜわしく上のぼりの汽車きしゃ 乗のり込こむのは何故なぜ
せせらぎに素足すあしで水みずをはねた
夕暮ゆうぐれの丘おかで星ほしを数かぞえた
突然とつぜんの雨あめを木陰こかげに逃にげた
故郷こきょうの君きみの姿すがたぬぐいきれないと 知しりながら
君kimiがga着kiたta花hanaがすりgasuri 君kimiがga舞maうu花hanaまつりmatsuri
ひとときをhitotokiwo故郷kokyouのno ふところにfutokoroni遊asoぶbu
明日ashitaにはniha村muraはなれhanare 汽車kisyaにni乗noりri村muraわすれwasure
一年ichinenをwo忙isogaしくshiku過suごすのはgosunoha何故naze
汽車kisyaにni乗noればreba 故郷kokyouのno手土産temiyageのno一輪ichirinのno花hanaのno色iro
あせることをaserukotowo 知shiりながらrinagara
暮kuれre方gataのno盆bonがえりgaeri 火hiをwo落oとすtosu花hanaまつりmatsuri
こよいまたkoyoimata故郷kokyouのno 駅ekiをwo発taつtsu人影hitokage
いくつかのikutsukano年月nengetsuをwo くりkuri返kaeすこのsukono旅tabiをwo
窓madoにni寄yoりいわれなくriiwarenaku思omoうのはunoha何故naze
汽車kisyaのno窓madoにni 移utsuりゆくriyuku景色keshikiにni似niてte何naniもかもがmokamoga
めまぐるしいだけのmemagurushiidakeno場所basyoへとheto 知shiりながらrinagara
ひとときのhitotokino盆bonがえりgaeri すぐにまたsugunimata振fuりかえりrikaeri
気kiぜわしくzewashiku上noboりのrino汽車kisya 乗noりri込koむのはmunoha何故naze
せせらぎにseseragini素足suashiでde水mizuをはねたwohaneta
夕暮yuuguれのreno丘okaでde星hoshiをwo数kazoえたeta
突然totsuzenのno雨ameをwo木陰kokageにni逃niげたgeta
故郷kokyouのno君kimiのno姿sugataぬぐいきれないとnuguikirenaito 知shiりながらrinagara