身みに余あまる 馳走ちそうぞ 来きぬ 佳話かわの 瑞みずよ
皆みんな 其処そこに 円居まどいて 返杯へんぱいを 享うけ 賜たもれ
疎うとましき 醜女しこめと 野の放ほう途ずに 吐はき
助すけ 流ながす 不義理ふぎりに 慄ふるえ 戯ぎ笑しょうすら 覚おぼえて
配つれあいの 名なは 行いき摺ずれ合あう 廝し女じょの 意いか
然さりとても 消けすとは
過すぎた 望のぞみなら 道連みちづれの 夢ゆめ
始はじめから 見みさせないで
戯ざれに 契ちぎりを籠こむ 前まえに
只ただ 一言ひとこと 呉くれれば 済すむ
賤しずなる 醜女しこめを 娶めとりはしないと
羽根はねの折おれた 鳥とりの様ように 弱よわりし 貴方あなたを
抱だき締しめたのは 情なさけと 心悸こころときめき 染そめた 故から
貴方あなたに もっと 尽つくして 貴方あなたを きっと 癒いやして
貴方あなたを ずっと 守まもって 貴方あなたに そっと 寄より添そい
偶たまには ちょっと 笑わらって はにかむ様ように
見みてくれさえすれば
私わたしは もっと 良よくして 二人ふたりは きっと 通つうじて
誰だれもが ずっと 囃はやして 二人ふたりで そっと 夢見ゆめみて
私わたしは ちょっと 綺麗きれいに なれただろうに
如何どうして 無体むたいな 真似まね
身miにni余amaるru 馳走chisouぞzo 来kiぬnu 佳話kawaのno 瑞mizuよyo
皆minna 其処sokoにni 円居madoiてte 返杯henpaiをwo 享uけke 賜tamoれre
疎utoましきmashiki 醜女shikomeとto 野no放hou途zuにni 吐haきki
助suke 流nagaすsu 不義理fugiriにni 慄furuえe 戯gi笑syouすらsura 覚oboえてete
配tsureaiのno 名naはha 行iきki摺zuれre合aうu 廝shi女joのno 意iかka
然saりとてもritotemo 消keすとはsutoha
過suぎたgita 望nozoみならminara 道連michiduれのreno 夢yume
始hajiめからmekara 見miさせないでsasenaide
戯zaれにreni 契chigiりをriwo籠koむmu 前maeにni
只tada 一言hitokoto 呉kuれればrereba 済suむmu
賤shizuなるnaru 醜女shikomeをwo 娶metoりはしないとrihashinaito
羽根haneのno折oれたreta 鳥toriのno様youにni 弱yowaりしrishi 貴方anataをwo
抱daきki締shiめたのはmetanoha 情nasaけとketo 心悸kokorotokimeki 染soめたmeta 故kara
貴方anataにni もっとmotto 尽tsuくしてkushite 貴方anataをwo きっとkitto 癒iyaしてshite
貴方anataをwo ずっとzutto 守mamoってtte 貴方anataにni そっとsotto 寄yoりri添soいi
偶tamaにはniha ちょっとchotto 笑waraってtte はにかむhanikamu様youにni
見miてくれさえすればtekuresaesureba
私watashiはha もっとmotto 良yoくしてkushite 二人futariはha きっとkitto 通tsuuじてjite
誰dareもがmoga ずっとzutto 囃hayaしてshite 二人futariでde そっとsotto 夢見yumemiてte
私watashiはha ちょっとchotto 綺麗kireiにni なれただろうにnaretadarouni
如何douしてshite 無体mutaiなna 真似mane