白しろいビルの影かげ 黒くろいサングラス
あなたを彩いろどる モノグラム
私わたしを囲かこんで離はなれてゆかない
とぎれた雲くもに 雨あめの気配けはい
季節きせつをいくつ 集あつめたら
あの頃ころに戻もどれるのかしら
街まちのあちこちでうずくまってる二人ふたりの思おもい出で
春はるを遅おくらせて 夏なつを切きり抜ぬいて
秋あきを手てのひらに差さしのべて
冬ふゆをかくまって また春はるを遅おくらせて
あなたに あなたに逢あいたい
濡ぬれたショウウィンドウ 映うつる傘かさの色いろ
私わたしはどこにも映うつらない
あなたがいつも待まっていてくれた
部屋へやの匂においも 露つゆに消きえた
時計とけいがせかす 明日あしたの扉とびら
重かさなりゆく 月日つきひの鍵かぎ
街まちは帰かえりゆく人々ひとびとをただ見みてるだけ
春はるを染そめかえて 夏なつに焼やきつけて
秋あきの夜よるにただよわせて
冬ふゆは抱だき合あって また春はるが来くるころは
ちがう私わたしになりたい
もっと抱だきよせて 声こえを止とめないで
息いきを胸むねで感かんじさせて
指折ゆびおり泣ないて あなたの腕うでの中なかで
眠ねむる私わたしに戻もどりたい
あなたに あなたに逢あいたい
白shiroいiビルbiruのno影kage 黒kuroいiサングラスsangurasu
あなたをanatawo彩irodoるru モノグラムmonoguramu
私watashiをwo囲kakoんでnde離hanaれてゆかないreteyukanai
とぎれたtogireta雲kumoにni 雨ameのno気配kehai
季節kisetsuをいくつwoikutsu 集atsuめたらmetara
あのano頃koroにni戻modoれるのかしらrerunokashira
街machiのあちこちでうずくまってるnoachikochideuzukumatteru二人futariのno思omoいi出de
春haruをwo遅okuらせてrasete 夏natsuをwo切kiりri抜nuいてite
秋akiをwo手teのひらにnohirani差saしのべてshinobete
冬fuyuをかくまってwokakumatte またmata春haruをwo遅okuらせてrasete
あなたにanatani あなたにanatani逢aいたいitai
濡nuれたretaショウウィンドウsyouwindou 映utsuるru傘kasaのno色iro
私watashiはどこにもhadokonimo映utsuらないranai
あなたがいつもanatagaitsumo待maっていてくれたtteitekureta
部屋heyaのno匂nioいもimo 露tsuyuにni消kiえたeta
時計tokeiがせかすgasekasu 明日ashitaのno扉tobira
重kasaなりゆくnariyuku 月日tsukihiのno鍵kagi
街machiはha帰kaeりゆくriyuku人々hitobitoをただwotada見miてるだけterudake
春haruをwo染soめかえてmekaete 夏natsuにni焼yaきつけてkitsukete
秋akiのno夜yoruにただよわせてnitadayowasete
冬fuyuはha抱daきki合aってtte またmata春haruがga来kuるころはrukoroha
ちがうchigau私watashiになりたいninaritai
もっとmotto抱daきよせてkiyosete 声koeをwo止toめないでmenaide
息ikiをwo胸muneでde感kanじさせてjisasete
指折yubioりri泣naいてite あなたのanatano腕udeのno中nakaでde
眠nemuるru私watashiにni戻modoりたいritai
あなたにanatani あなたにanatani逢aいたいitai