古惚ふるぼけ黄き蝕ばんだ心こころは 汚よごれた雪ゆきのうえに
落おちて 道みちの端はしの塵ちりと混まじる
何なにもかも嫌いやになり 自分じぶんさえ汚よごれた雪ゆき
のなかに消きえて 泥濘でいねいになればいい
車くるまが驟はしる白しろいものは雪ゆき 人ひとが渉あるく
雪ゆきは白しろい 都市としの裏うらの吹ふき溜だまり
其その時ときぼくは見みたんだ もっと深ふかく韻ひびく
何なにかを 黙だまりこくった雪ゆきが落おちる
都市としに積つもる雪ゆきなんか 汚よごれて当あたり前まえ
という そんな馬鹿ばかな 誰だれが汚よごした
古惚furuboけke黄ki蝕baんだnda心kokoroはha 汚yogoれたreta雪yukiのうえにnoueni
落oちてchite 道michiのno端hashiのno塵chiriとto混maじるjiru
何naniもかもmokamo嫌iyaになりninari 自分jibunさえsae汚yogoれたreta雪yuki
のなかにnonakani消kiえてete 泥濘deineiになればいいninarebaii
車kurumaがga驟hashiるru白shiroいものはimonoha雪yuki 人hitoがga渉aruくku
雪yukiはha白shiroいi 都市toshiのno裏uraのno吹fuきki溜damaりri
其soのno時tokiぼくはbokuha見miたんだtanda もっとmotto深fukaくku韻hibiくku
何naniかをkawo 黙damaりこくったrikokutta雪yukiがga落oちるchiru
都市toshiにni積tsumoるru雪yukiなんかnanka 汚yogoれてrete当ataりri前mae
というtoiu そんなsonna馬鹿bakaなna 誰dareがga汚yogoしたshita