青あおい空そらさえ 小ちいさな谷間たにま
日暮ひぐれはこぼれる 涙なみだの夕陽ゆうひ
姿すがた変かわれど 変かわらぬ夢ゆめを
今日きょうも歌うたうか 都みやこの空そらに
ああニコライの 鐘かねがなる
きのう花ばな咲ざき 今日きょう散ちる落葉おちば
河面かわもに映うつして 流ながれる月日つきひ
思おもい出だしても かえらぬ人ひとの
胸むねもゆするか 雁啼がなく空そらに
ああニコライの 鐘かねがなる
誰だれが読よんだか 悲かなしい詩集ししゅう
頁ぺーじをひらけば 出でて来きた手紙てがみ
恋こいに破やぶれた 乙女おとめは今宵こよい
何なにを祈いのるか 暮くれゆく空そらに
ああニコライの 鐘かねがなる
青aoいi空soraさえsae 小chiiさなsana谷間tanima
日暮higuれはこぼれるrehakoboreru 涙namidaのno夕陽yuuhi
姿sugata変kawaれどredo 変kaわらぬwaranu夢yumeをwo
今日kyouもmo歌utaうかuka 都miyakoのno空soraにni
ああaaニコライnikoraiのno 鐘kaneがなるganaru
きのうkinou花bana咲zaきki 今日kyou散chiるru落葉ochiba
河面kawamoにni映utsuしてshite 流nagaれるreru月日tsukihi
思omoいi出daしてもshitemo かえらぬkaeranu人hitoのno
胸muneもゆするかmoyusuruka 雁啼ganaくku空soraにni
ああaaニコライnikoraiのno 鐘kaneがなるganaru
誰dareがga読yoんだかndaka 悲kanaしいshii詩集shisyuu
頁pêjiをひらけばwohirakeba 出deてte来kiたta手紙tegami
恋koiにni破yabuれたreta 乙女otomeはha今宵koyoi
何naniをwo祈inoるかruka 暮kuれゆくreyuku空soraにni
ああaaニコライnikoraiのno 鐘kaneがなるganaru