髪かみが長ながけりゃ 切きり捨すてまする
顔かおが白しらけりゃ 焼やきまする
つれて行いってよ あんたの海うみへ
叫さけぶ心こころを オロロン鳥とりの
声こえがじゃまする 根室ねむろ海峡かいきょう
泣なくな島しま風かぜ あの国後くなしりにゃ
今日きょうも詣まいれぬ 墓はかがある
あんたお願ねがい 沖おきゆくときは
投なげてあげてね この折鶴おりづるを
来こない春はる待まつ 根室ねむろ海峡かいきょう
人手ひとで不足ぶそくの あんたの船ふねで
飯めしも炊たきたい 網あみも曳ひく
沖おきを眺ながめて 気きをもむよりも
そばで一緒いっしょに しぶきを浴あびる
夢ゆめを追おいます 根室ねむろ海峡かいきょう
髪kamiがga長nagaけりゃkerya 切kiりri捨suてまするtemasuru
顔kaoがga白shiraけりゃkerya 焼yaきまするkimasuru
つれてtsurete行iってよtteyo あんたのantano海umiへhe
叫sakeぶbu心kokoroをwo オロロンororon鳥toriのno
声koeがじゃまするgajamasuru 根室nemuro海峡kaikyou
泣naくなkuna島shima風kaze あのano国後kunashiriにゃnya
今日kyouもmo詣maiれぬrenu 墓hakaがあるgaaru
あんたおantao願negaいi 沖okiゆくときはyukutokiha
投naげてあげてねgeteagetene このkono折鶴oriduruをwo
来koないnai春haru待maつtsu 根室nemuro海峡kaikyou
人手hitode不足busokuのno あんたのantano船funeでde
飯meshiもmo炊taきたいkitai 網amiもmo曳hiくku
沖okiをwo眺nagaめてmete 気kiをもむよりもwomomuyorimo
そばでsobade一緒issyoにni しぶきをshibukiwo浴aびるbiru
夢yumeをwo追oいますimasu 根室nemuro海峡kaikyou