赤あかいひなげし 咲さいたとて
花はなの咲さかない この私わたし
ここはこの世よの 行いきどまり
弱よわい女おんなの 泣なくところ
知しらぬ他国たこくに 降ふる雨あめは
なぜか心こころに 沁しみるもの
まして日暮ひぐれは なおさらに
遠とおいふるさと 恋こいしくて
風かぜよ伝つたえて 父とうさんに
雲くもよ伝つたえて 母かあさんに
どうかお体からだ 大切たいせつに
帰かえるその日ひを 待まっててと
赤あかいひなげし 咲さくように
いつか花はな咲さく ときが来くる
望のぞみ捨すてずに 待まちましょう
明日あすの幸しあわせ 呼よびながら
赤akaいひなげしihinageshi 咲saいたとてitatote
花hanaのno咲saかないkanai このkono私watashi
ここはこのkokohakono世yoのno 行iきどまりkidomari
弱yowaいi女onnaのno 泣naくところkutokoro
知shiらぬranu他国takokuにni 降fuるru雨ameはha
なぜかnazeka心kokoroにni 沁shiみるものmirumono
ましてmashite日暮higuれはreha なおさらにnaosarani
遠tooいふるさとifurusato 恋koiしくてshikute
風kazeよyo伝tsutaえてete 父touさんにsanni
雲kumoよyo伝tsutaえてete 母kaaさんにsanni
どうかおdoukao体karada 大切taisetsuにni
帰kaeるそのrusono日hiをwo 待maっててとtteteto
赤akaいひなげしihinageshi 咲saくようにkuyouni
いつかitsuka花hana咲saくku ときがtokiga来kuるru
望nozoみmi捨suてずにtezuni 待maちましょうchimasyou
明日asuのno幸shiawaせse 呼yoびながらbinagara