愛の景色 歌詞 藤田恵美 ふりがな付

南向みなみむきの窓まどの側そばで 年老としおいた犬いぬが眠ねむる
それを二人ふたりでどれくらい 飽あきもせずに 眺ながめたの?

疲つかれ果はてた日々ひびは遠とおく 記憶きおくの中なかに霞かすむわ
微笑ほほえみ方かたも忘わすれてた あなたの頬ほおが緩ゆるんでる

豊ゆたかな暮くらしでなくても 毎日まいにちが満みたされてる
今いまはあなたに「お帰かえり」と 心こころから言いえるのね

この頃ごろ決きまってあなたは 明日あしたのお天気てんきを聞きく
庭にわに 蒔まいた 花はなの種たねが やっと芽めを出だしてきたね

あの頃ころは顔かおも合あわさず 忙いそがしく朝あさが過すぎて
残のこされたテーブル片かたし 思おもわずため息いきついた

口数くちかずは変かわらないけど 温あたたかな気配けはいがある
これからはずっと隣となりで「おはよう」と言いいたいの

答こたえにたどり着つくまでは 色いろんな景色けしきに出逢であう
あなたなりに歩あるけばいい その後あとをついて行いくわ

いいことばかりじゃないから 幸しあわせの意味いみも判わかる
今いまはあなたに「ありがとう」と まっすぐに言いえるから

今いまはあなたに「ありがとう」と まっすぐに言いえるから