忘わすれてしまえと 言いうように
風かぜが鞭むち打うつ こころを叱しかる
女おんなひとりの
越後えちご 筒石つついし 親不知おやしらず
遠とおくここまで 旅たびしたけれど
うしろ髪がみひく うしろ髪がみひく 日本海にほんかい
私わたしのかわりに 泣なくような
崖がけの岩いわ百合ゆり 女おんなの涙なみだ
沖おきは白波しらなみ
越後えちご 筒石つついし 親不知おやしらず
群むれにはぐれた 海鳥うみどりみれば
心細こころぼそさが 心細こころぼそさが 身みに沁しみる
誰だれにも負まけない 愛あいなのに
届とどかなかった ふたりの夢ゆめに
夕陽ゆうひ燃もえてる
越後えちご 筒石つついし 親不知おやしらず
今いまはあなたの 倖しあわせさえも
きっと許ゆるせる きっと許ゆるせる 北きたの旅たび
忘wasuれてしまえとreteshimaeto 言iうようにuyouni
風kazeがga鞭muchi打uつtsu こころをkokorowo叱shikaるru
女onnaひとりのhitorino
越後echigo 筒石tsutsuishi 親不知oyashirazu
遠tooくここまでkukokomade 旅tabiしたけれどshitakeredo
うしろushiro髪gamiひくhiku うしろushiro髪gamiひくhiku 日本海nihonkai
私watashiのかわりにnokawarini 泣naくようなkuyouna
崖gakeのno岩iwa百合yuri 女onnaのno涙namida
沖okiはha白波shiranami
越後echigo 筒石tsutsuishi 親不知oyashirazu
群muれにはぐれたrenihagureta 海鳥umidoriみればmireba
心細kokorobosoさがsaga 心細kokorobosoさがsaga 身miにni沁shiみるmiru
誰dareにもnimo負maけないkenai 愛aiなのにnanoni
届todoかなかったkanakatta ふたりのfutarino夢yumeにni
夕陽yuuhi燃moえてるeteru
越後echigo 筒石tsutsuishi 親不知oyashirazu
今imaはあなたのhaanatano 倖shiawaせさえもsesaemo
きっとkitto許yuruせるseru きっとkitto許yuruせるseru 北kitaのno旅tabi