白しろい野菊のぎくが 枯かれる頃ころ
ふるさとはなれ 旅たびに出でた
黒くろい瞳ひとみの 若者わかものに
風かぜがささやきかけてゆく
子供こどもの頃ころに 咲さいていた
川辺かわべに一ひとつ 咲さいていた
小ちいさな花はなは 今いまはない だから若者わかものは 旅たびに出でる
一番星いちばんぼしが出でる頃ころに
澄すんだ夜空よぞらに出でる頃ころに
愛いとしい人ひとを 思おもい出だす だけど若者わかものは 旅たびをゆく
冷つめたい木枯こがらし 吹ふく頃ころに
ふるさとはなれ 旅たびに出でた
黒くろい瞳ひとみの 若者わかものは 歩あゆみ速はやめて 旅たびを行いく
白shiroいi野菊nogikuがga 枯kaれるreru頃koro
ふるさとはなれfurusatohanare 旅tabiにni出deたta
黒kuroいi瞳hitomiのno 若者wakamonoにni
風kazeがささやきかけてゆくgasasayakikaketeyuku
子供kodomoのno頃koroにni 咲saいていたiteita
川辺kawabeにni一hitoつtsu 咲saいていたiteita
小chiiさなsana花hanaはha 今imaはないhanai だからdakara若者wakamonoはha 旅tabiにni出deるru
一番星ichibanboshiがga出deるru頃koroにni
澄suんだnda夜空yozoraにni出deるru頃koroにni
愛itoしいshii人hitoをwo 思omoいi出daすsu だけどdakedo若者wakamonoはha 旅tabiをゆくwoyuku
冷tsumeたいtai木枯kogaraしshi 吹fuくku頃koroにni
ふるさとはなれfurusatohanare 旅tabiにni出deたta
黒kuroいi瞳hitomiのno 若者wakamonoはha 歩ayuみmi速hayaめてmete 旅tabiをwo行iくku