秋あきのなごり惜おしんで 大峯山おおみねさんも
紅葉もみじ伝づたいに 吉野よしのへ続つづく
拒こばむこの道みち おとこ道みち
旅たびのおんなの 踏ふめぬ道みち
肩かたに冷つめたい 天川てんかわしぐれ
ひとり今日きょうも行ゆくひと また来くるひとも
母はは公こお堂どうに 両手りょうてを合あわす
誰だれの願ねがいか 天てんの川かわ
あの日ひあなたと 来きたものを
今いまは届とどかぬ 天川てんかわしぐれ
雨あめに鳥居とりいかすんで 辨財天べんざいてんの
鳴なってせつない 五十鈴いすずの音色ねいろ
想おもい奥駈おくがけ 恋こいの路みち
祈いのり尽つきずに 去さりかねて
夢ゆめは返かえらぬ 天川てんかわしぐれ
秋akiのなごりnonagori惜oしんでshinde 大峯山oominesanもmo
紅葉momiji伝dutaいにini 吉野yoshinoへhe続tsuduくku
拒kobaむこのmukono道michi おとこotoko道michi
旅tabiのおんなのnoonnano 踏fuめぬmenu道michi
肩kataにni冷tsumeたいtai 天川tenkawaしぐれshigure
ひとりhitori今日kyouもmo行yuくひとkuhito またmata来kuるひともruhitomo
母haha公koおo堂douにni 両手ryouteをwo合aわすwasu
誰dareのno願negaいかika 天tenのno川kawa
あのano日hiあなたとanatato 来kiたものをtamonowo
今imaはha届todoかぬkanu 天川tenkawaしぐれshigure
雨ameにni鳥居toriiかすんでkasunde 辨財天benzaitenのno
鳴naってせつないttesetsunai 五十鈴isuzuのno音色neiro
想omoいi奥駈okugaけke 恋koiのno路michi
祈inoりri尽tsuきずにkizuni 去saりかねてrikanete
夢yumeはha返kaeらぬranu 天川tenkawaしぐれshigure