荒地の何処かで 歌詞 佐野元春 ふりがな付

朝焼あさやけに浮うかぶこの街まちに
気持きもちのいい風かぜが吹ふいている
眠ねむたげな太陽たいよう
燃もえ尽つきるまで
がらにもないブルースを
口くちずさんでゆく

この荒地あれちの何処どこかで
君きみの声こえが聞きこえている
この荒地あれちの何処どこかで
途方とほうに暮くれている

夕焼ゆうやけに浮うかぶこの街まちに
雨上あめあがりの風かぜが吹ふいている
人ひとの噂うわさなんて
あてにならない
セピア色いろの景色けしきに
時ときが急いそいてゆく

この荒地あれちの何処どこかで
君きみの声こえが聞きこえている
この荒地あれちの何処どこかで
途方とほうに暮くれている

月明つきあかりに寄よりかかって
ダンス すてきさbaby
君きみを愛あいしてる
君きみを愛あいしてる

夕焼ゆうやけに浮うかぶこの街まちに
雨上あめあがりの風かぜが吹ふいている
真実しんじつが醜みにくい幻まぼろしならば
僕ぼくらは何なにを信しんじればいいんだろう

この荒地あれちの何処どこかで
君きみの声こえが聞きこえている
しょぼくれたブルースは
闇やみに預あずけて

この荒地あれちの何処どこかで
君きみをいつも探さがしてる
この苛立いらだちは何なんだろう?
途方とほうに暮くれている

ハレルヤ
ハレルヤ

この荒地あれちの何処どこかで
この荒地あれちの何処どこかで...