ドアを開あけ 暗くらい壁かべ辿たどる
「抱だきしめて」と呟つぶやく君きみ
凍こおりつく 指先ゆびさきにはまだ
頬ほおにつたう 氷こおりの涙なみだ
二人ふたりが冷つめたい身体からだ合あわせても
出口でぐちのない 巡めぐる明日あしたに怯おびえていた
深ふかい空虚くうきょの闇やみに
吸すい込こまれ壊こわれてゆく
強つよく抱だきしめたもの
零こぼれ落おち
消きえてく幻想まぼろし
真夜中まよなかに ふと君きみの香かおり
覆おおい隠かくす 憂鬱ゆううつのヴェール
君きみが残のこした思おもい出での片隅かたすみ
僕ぼくは叫さけぶ たとえ声こえを奪うばわれても
淡あわく 果はてしない空そら
探さがしだして抱だきとめる
虚無きょむと喪失そうしつ越こえて
もう一度いちど
この胸むねに君きみを
廻まわる廻まわる世界せかいで
僕ぼくは君きみに届とどかない
白しろい深淵しんえんの中なか
違たがき星ほしと君きみ重かさね
淡あわく 果はてしない空そら
探さがしだして抱だきとめる
虚無きょむと喪失そうしつ越こえて
もう一度いちど
この胸むねに君きみを
ドアdoaをwo開aけke 暗kuraいi壁kabe辿tadoるru
「抱daきしめてkishimete」とto呟tsubuyaくku君kimi
凍kooりつくritsuku 指先yubisakiにはまだnihamada
頬hooにつたうnitsutau 氷kooriのno涙namida
二人futariがga冷tsumeたいtai身体karada合aわせてもwasetemo
出口deguchiのないnonai 巡meguるru明日ashitaにni怯obiえていたeteita
深fukaいi空虚kuukyoのno闇yamiにni
吸suいi込koまれmare壊kowaれてゆくreteyuku
強tsuyoくku抱daきしめたものkishimetamono
零koboれre落oちchi
消kiえてくeteku幻想maboroshi
真夜中mayonakaにni ふとfuto君kimiのno香kaoりri
覆ooいi隠kakuすsu 憂鬱yuuutsuのnoヴェveールru
君kimiがga残nokoしたshita思omoいi出deのno片隅katasumi
僕bokuはha叫sakeぶbu たとえtatoe声koeをwo奪ubaわれてもwaretemo
淡awaくku 果haてしないteshinai空sora
探sagaしだしてshidashite抱daきとめるkitomeru
虚無kyomuとto喪失soushitsu越koえてete
もうmou一度ichido
このkono胸muneにni君kimiをwo
廻mawaるru廻mawaるru世界sekaiでde
僕bokuはha君kimiにni届todoかないkanai
白shiroいi深淵shinenのno中naka
違tagaきki星hoshiとto君kimi重kasaねne
淡awaくku 果haてしないteshinai空sora
探sagaしだしてshidashite抱daきとめるkitomeru
虚無kyomuとto喪失soushitsu越koえてete
もうmou一度ichido
このkono胸muneにni君kimiをwo