雨のハイウェイ 歌詞 中村雅俊 ふりがな付

激はげしく求もとめあった あのぬくもりを
今いまでも躯むくろはおぼえている
俺おれの叫さけぶ声こえに背中せなかをむけたまゝ
出でていったおまえの姿すがたも

すれちがうトラックたちのうなり声ごえが
地響じひびきをたてて胸むねをゆする
おまえの幻まぼろしが誘さそいこむ闇やみへと
車くるま走はしらせてゆく

雨あめのハイウェイ 煙けむる向むこうに
行いきつくあてなど なんにもないのさ
雨あめのハイウェイ 待まっているのは
見知みしらぬ街まちの ホテルのベッドさ

どんなに離はなれてゆく旅路たびじよりも
おまえがいなくなった夜よるは遠とおい
誰だれにも見みられずに荒野こうやに沈しずんでゆく
夕陽ゆうひの嘆なげきのようだ

雨あめのハイウェイ 煙けむる向むこうに
行いきつくあてなど なんにもないのさ
雨あめのハイウェイ 待まっているのは
見知みしらぬ街まちの 酒場さかばの匂においさ

雨あめのハイウェイ 去さりゆく街まちを
雨あめが激はげしくふりきってゆく
雨あめのハイウェイ 待まっているのは
見知みしらぬ街まちの 見知みしらぬ女おんなさ