バンブー・ボート 歌詞 薬師丸ひろ子 ふりがな付

少女しょうじょの手てを離はなれて 空そらへ漕こぎ出だす緑みどりの
風船ふうせんを追おう私わたしの瞳めは 涙なみだがああ いっぱいで
「遠とおくへ行いかないで」と 心こころの中なかでつぶやく
視線しせんを下さげてしまうとすぐあふれ落おちそうで

バンブー・ボート あなたと
過すごした南みなみのアイランド
海うみの輝かがやきを空そらと重かさねても
二人ふたりの姿すがたはどこにも映みえない

日焼ひやけの少すこし残のこる 腕うでに秋あきをつげる風かぜ
冷つめたく吹ふいて思おもい出でまで覆おおい隠かくすようで…

バンブー・ボート 私わたしは
波なみに揺ゆられるジャスミン
愛あいを叶かなえると伝説つたわる女神めがみの
髪かみから零こぼれて 忘わすれられた花はな

バンブー・ボート あなたと
過すごした南みなみのアイランド
海うみの輝かがやきを空そらと重かさねても
二人ふたりの姿すがたはどこにも映はえない
もう 映はえない