一時の夢 歌詞 哀川翔 ふりがな付

何なにも出来できぬうちに 終おわりが来きたね
泣なかせるのもこれが 最後さいごの夜よるかもね
こうなる事こと分わかって いたんだ俺おれには
まともな暮くらし君きみは 望のぞんでいたからさ

胸むねに顔かおをうずめて甘あまえて見みせていても
心こころの逃にげ場所ばしょをいつも探さがしていた

愛あいに疲つかれただけさ 一人ひとりで苦くるしみ
胸むねの痛いたみを解ときほぐす事ことは出来できないのか俺おれにはもう
熱あついかけらを今いまも 捨すて切きれずにいる
時代遅じだいおくれの男おとこが一人ひとり歩あるいている 暮くれなずむ街まちを

遠とおざかるよ思おもい出で 悲かなしい位くらい
街まちの片隅かたすみわけも 無なく彷徨さまよっている
夜よるがマント下おろせば 一いち時じの夢ゆめが
心こころ深ふかく染そめて 温ぬくもり欲ほしくなる

悪戯いたずらに季節きせつは 過すぎ去さって行いくけれど
変かわらないさ俺おれの気持きもち昔むかしのまま

染しみ込こんでいる俺おれの 心こころの中なかには
夏なつが残のこした夢ゆめ祭まつりどしゃぶりの雨あめが降ふり出だして来きた
軒先のきさきで雨宿あまやどり 抱だき締しめる腕うでを
君きみは擦すり抜ぬけ この恋こいだけは信しんじたいのと君きみは呟つぶやいた

空そらに輝かがやいてる星ほし 一人占ひとりじめにしてしまい
君きみ住すむ街まちまで風かぜに乗のせて運はこびたい

愛あいに疲つかれただけさ 一人ひとりで苦くるしみ
胸むねの痛いたみを解ときほぐす事ことは出来できないのか俺おれにはもう
熱あついかけらを今いまも 捨すて切きれずにいる
時代遅じだいおくれの男おとこが一人ひとり歩あるいている 暮くれなずむ街まちを