時は戻らなくても～Lostday～ 歌詞 杉山清貴 ふりがな付

地下鉄ちかてつに降おりてく 横顔よこがお君きみに似にていたよ
歩あゆみ止とめた 人込ひとごみで 見掛みかけたマボロシ

遠とおく近ちかいむかし この街まちで君きみと出会であった
人知ひとしれずに 懐なつかしい痛いたみ この胸むねに運はこんだ

くやむ気持きもち遅おそいけれど どうして手放てばなしたのか?
過すぎてから大切たいせつなもの 人ひとはなぜ気付きづくのだろう?
ばかばかしいほど笑わらったり 些細ささいなことでも傷きずつき
ひとつひとつあの時ときのふたり 愛あいしあった出来事できごと…

楡にれの木きのその角かど 右みぎに曲まがった場所ばしょだった
もうあの店みせ 壊こわされて 姿すがたも変かわった

君きみを困こまらせても つよく引ひき留とめたとしたら
物語ものがたりは どんな未来みらいを 用意よういしていただろう?

くやむ気持きもち遅おそいけれど 素直すなおになれずにいたよ
過すぎてから大切たいせつなもの 人ひとはなぜ気付きづくのだろう?
抱だきしめたときの温ぬくもりや 淋さびしさを埋うめるやさしさ
ひとつひとつ浮うかんでは消きえる ふと見上みあげた夕暮ゆうぐれ…

今いまはふたり別々べつべつでも 同おなじこの空そらの下したで
戻もどりはしない時ときの中なか 想おもい出では生いきつづけてく
お互たがいそれぞれに選えらんだ カタチの違ちがったシアワセ
みんな誰だれか愛あいし愛あいされて 通とおり過すぎる夕暮ゆうぐれ…