北漁港 歌詞 金沢明子 ふりがな付

冬ふゆがもうすぐ 来くるのです
あなたは 旅たびに出でるのです
シベリアおろしが 来くるんです
今日きょうから 淋さびしくなるんです
北きた漁港ぎょこう 釧路くしろの町まちは
何なにもいらない 女おんながいます
二人ふたりで この冬越ふゆごしせるなら

しばらく 寝ねれない夜よるが来くる
帰かえって来くる春はる 待まってます
部屋へやの灯あかりを つけて寝ねる
あなたの枕まくらも 並ならべます
北きた漁港ぎょこう 根室ねむろの冬ふゆは
涙なみだ凍こおらす 春はるまでずっと
港みなとが見みえます 涙なみだで少すこし

お酒さけが あんたの代かわりです
毎日まいにち あんたと一緒いっしょです
かなしくなる夜よるも あるけれど
あんたも おんなじはずですね
北きた漁港ぎょこう 綱つな走ばしりの夜よるは
港みなとが凍こおる 心こころが凍こおる
鳥とりさえ飛とべない 流氷りゅうひょうの町まち