夜明よあけ前まえより 吹ふき荒あれる
風かぜが私わたしの 胸むねを打うつ
恋こいし想おもいが またつのる
待まてばあんたに 逢あいたくて
十三とさは悲かなしや
十三とさは悲かなしや 砂すなも泣なく
十三とさのナ 十三とさの砂山さざんナーヤーエ
あんたは来きてもナ
時ときが過すぎれば またもどる またもどる
逢あって短みじかい 時ときがすぎ
一人暮ひとりぐらしに もどるのね
なんであんたは 十三とさの村むら
逃にげて行いくよに 出でて行いくの
惚ほれた私わたしは
惚ほれた私わたしは 捨すて小舟おぶね
恋こいの未練みれんが ちぎれ飛とぶ
別わかれ砂山さざん 砂すなあらし
ふたり残のこした 夢ゆめのあと
探さがしもとめて 身みもやせて
十三とさはあんたを
十三とさはあんたを 待まつ所ところ
夜明yoaけke前maeよりyori 吹fuきki荒aれるreru
風kazeがga私watashiのno 胸muneをwo打uつtsu
恋koiしshi想omoいがiga またつのるmatatsunoru
待maてばあんたにtebaantani 逢aいたくてitakute
十三tosaはha悲kanaしやshiya
十三tosaはha悲kanaしやshiya 砂sunaもmo泣naくku
十三tosaのnoナna 十三tosaのno砂山sazanナnaーヤyaーエe
あんたはantaha来kiてもtemoナna
時tokiがga過suぎればgireba またもどるmatamodoru またもどるmatamodoru
逢aってtte短mijikaいi 時tokiがすぎgasugi
一人暮hitoriguらしにrashini もどるのねmodorunone
なんであんたはnandeantaha 十三tosaのno村mura
逃niげてgete行iくよにkuyoni 出deてte行iくのkuno
惚hoれたreta私watashiはha
惚hoれたreta私watashiはha 捨suてte小舟obune
恋koiのno未練mirenがga ちぎれchigire飛toぶbu
別wakaれre砂山sazan 砂sunaあらしarashi
ふたりfutari残nokoしたshita 夢yumeのあとnoato
探sagaしもとめてshimotomete 身miもやせてmoyasete
十三tosaはあんたをhaantawo
十三tosaはあんたをhaantawo 待maつtsu所tokoro