男おとこの前まえには海うみがある
暗くらくて淋さびしい海うみがある
瞳ひとみをこらして見みつめても
何なんにも見みえない海うみがある
男おとこと生うまれた哀かなしさは
所詮しょせん女おんなにゃわからない
震ふるえる心こころをいやす為ため
女おんなの乳房ちぶさを夢ゆめに見みる
いつでも女おんなは手てさぐりで
男おとこの後あとをついてゆく
戻もどるに戻もどれぬ道みちならば
泣なき泣なき歩あるいてゆくも良よい
陽ひ陰かげで育そだった道草みちくさに
春はるのひざしは似合にあわない
それが男おとこの気きまぐれと
わかっていながら夢ゆめを見みる
笑顔えがおのうしろは泣なき顔がおと
教おしえてくれた人ひとがいた
笑顔えがおで暮くらして死しぬも良よし
泣ないて生いきてもしれたもの
不幸ふこうの足音あしおと聞ききながら
どうにもならない恋こいをして
手てを取とりながらも震ふるえてる
男おとこと女おんなはそんなもの
男otokoのno前maeにはniha海umiがあるgaaru
暗kuraくてkute淋sabiしいshii海umiがあるgaaru
瞳hitomiをこらしてwokorashite見miつめてもtsumetemo
何nanにもnimo見miえないenai海umiがあるgaaru
男otokoとto生uまれたmareta哀kanaしさはshisaha
所詮syosen女onnaにゃわからないnyawakaranai
震furuえるeru心kokoroをいやすwoiyasu為tame
女onnaのno乳房chibusaをwo夢yumeにni見miるru
いつでもitsudemo女onnaはha手teさぐりでsaguride
男otokoのno後atoをついてゆくwotsuiteyuku
戻modoるにruni戻modoれぬrenu道michiならばnaraba
泣naきki泣naきki歩aruいてゆくもiteyukumo良yoいi
陽hi陰kageでde育sodaったtta道草michikusaにni
春haruのひざしはnohizashiha似合niaわないwanai
それがsorega男otokoのno気kiまぐれとmagureto
わかっていながらwakatteinagara夢yumeをwo見miるru
笑顔egaoのうしろはnoushiroha泣naきki顔gaoとto
教oshiえてくれたetekureta人hitoがいたgaita
笑顔egaoでde暮kuraしてshite死shiぬもnumo良yoしshi
泣naいてite生iきてもしれたものkitemoshiretamono
不幸fukouのno足音ashioto聞kiきながらkinagara
どうにもならないdounimonaranai恋koiをしてwoshite
手teをwo取toりながらもrinagaramo震furuえてるeteru
男otokoとto女onnaはそんなものhasonnamono