たずねて小樽 歌詞 森進一 ふりがな付

泣なくなと言いえば 尚更なおさら泣ないて
夜よるの坂道さかみち 消きえた影かげ
遠とおく千切ちぎれる 霧笛むてきさえ
お前まえのあの日ひの 声こえになる…
アカシヤの アカシヤの 花はなに聞ききたい夢ゆめのあと
旅たびの小樽おたるは 霧きりが胸むねにふる

古ふるびた酒場さかば 運河うんがのほとり
風かぜのうわさが 知しりたくて
グラス持もつ手ての この指ゆびが
お前まえの涙なみだを 拭ふきたがる…
アカシヤの アカシヤの 花はなと飲のみたい夜明よあけまで
窓まどの向むこうは 白しろい霧きりの街まち

若わかさの奢おごり 間違まちがいばかり
詫わびて許ゆるせる 過去かこじゃない
俺おれはいつでも ここにいる
苦労くろうはするなよ もう二度にどと…
アカシヤの アカシヤの 花はなに祈いのろう倖しあわせを
旅たびの小樽おたるは 霧きりが雨あめになる