蘇州夜曲 歌詞
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夢ゆめの船唄ふなうた 鳥とりの歌うた
水みずの蘇州そしゅうの 花はな散ちる春はるを
惜おしむか 柳やなぎがすすり泣なく
花はなをうかべて 流ながれる水みずの
明日あすのゆくえは 知しらねども
こよい映うつした ふたりの姿すがた
消きえてくれるな いつまでも
髪かみにか飾かざろか 接吻くちづけしよか
君きみが手た折おりし 桃ももの花はな
涙なみだぐむよな おぼろの月つきに
鐘かねが鳴なります 寒山寺かんざんじ
馬骨
2022/12/10 06:07
1940年(昭和15年)西條八十作詞、服部良一作曲の歌である・・歌としては、李香蘭主演映画「支那の夜」の劇中歌であったが・・君が見胸に抱かれて聞くは夢の船歌、鳥の歌・・は日本中誰でもが一度は口ずさんだ筈の昭和の名曲中の名曲である・・戦争を挟んだ実に日中呪わしい時代がありながら、それを乗り越えて人の心に歌は残ることを、しみじみ感じさせる歌である・・