われは海うみの子こ 白浪しらなみの
さわぐいそべの 松原まつばらに
煙けむりたなびく とまやこそ
わがなつかしき 住家すみかなれ
生うまれてしおに 浴ゆあみして
浪なみを子守こもりの 歌うたと聞きき
千里せんり寄よせくる 海うみの気きを
吸すいてわらべと なりにけり
高たかく鼻はなつく いその香かに
不断ふだんの花はなの かおりあり
なぎさの松まつに 吹ふく風かぜを
いみじき楽らくと 我われは聞きく
われはwareha海umiのno子ko 白浪shiranamiのno
さわぐいそべのsawaguisobeno 松原matsubaraにni
煙kemuriたなびくtanabiku とまやこそtomayakoso
わがなつかしきwaganatsukashiki 住家sumikaなれnare
生umaれてしおにreteshioni 浴yuamiしてshite
浪namiをwo子守komoriのno 歌utaとto聞kiきki
千里senri寄yoせくるsekuru 海umiのno気kiをwo
吸suいてわらべとitewarabeto なりにけりnarinikeri
高takaくku鼻hanaつくtsuku いそのisono香kaにni
不断fudanのno花hanaのno かおりありkaoriari
なぎさのnagisano松matsuにni 吹fuくku風kazeをwo
いみじきimijiki楽rakuとto 我wareはha聞kiくku