慟哭 歌詞 布施明 ふりがな付

誰だれもが見みつめる 通とおりぬけた日々ひびの
あの別わかれ道みちを 思おもい出だして
違ちがう路みちを行いく この身みを映うつしても
いつか溜ため息いきと 涙なみだになる

時ときの流ながれ 儚はかなくあなたを
運はこんでいく 夢ゆめの世界せかいへと

自分じぶんが何なにを 恐おそれているのか
わかっているのに 知しらん振ぷりして
人ひとそれぞれだと 言いい聞きかせても
胸むねの痛いたみが 悲かなしいだけ
時ときが過すぎて行いき 人ひとが消きえて行いく
夢ゆめが滲にじむとき 闇やみを見上みあげる

時ときの流ながれ 儚はかなくあなたを
運はこんでいく 夢ゆめの世界せかいへと

いつか「ありがとう」の 言葉ことばを繰くり返かえし
寂さびしさに馴なれて 振ふり向むくとき
夢ゆめの中なかで帰かえれ あの人ひとの胸むねに
抱だかれて沈しずめ 想おもいのままに

出会であいはいつも この身みをすり抜ぬけて
時代じだいの中なかに 埋うもれて行いく
今いま 病葉わくらばは行いく あなたの波なみに揺ゆれ
流ながれ流ながれて 海うみへとたどる

時ときの流ながれ 儚はかなくあなたを
運はこんでいく 夢ゆめの世界せかいへと

時ときの流ながれ 儚はかなくあなたを
運はこんでいく 夢ゆめの世界せかいへ