冬子ふゆこはひたすら 生いきたのに
冬子ふゆこのからだは
冬子ふゆこをすてた
だれかが操あやつる 運命うんめいの糸いとに
ひかれているとも 知しらないで
あゝああ 冬子ふゆこは銀座ぎんざへきた女おんな
冬子ふゆこは負まけない 女おんなだと
冬子ふゆこはきかせる
冬子ふゆこの胸むねに
ひとりで守まもった 女おんなの城しろが
傾かたむく夜よふけの ネオン街まち
あゝああ 冬子ふゆこのこころに 雪ゆきがふる
冬子ふゆこはいけない 女おんなだと
冬子ふゆこの噂うわさが
冬子ふゆこを包つつむ
曲まがっていたのは
世よのなかなのに
唇くちびるひらけば しみる夜風よかぜ
あゝああ 冬子ふゆこは枯葉かれはを口くちずさむ
冬子fuyukoはひたすらhahitasura 生iきたのにkitanoni
冬子fuyukoのからだはnokaradaha
冬子fuyukoをすてたwosuteta
だれかがdarekaga操ayatsuるru 運命unmeiのno糸itoにni
ひかれているともhikareteirutomo 知shiらないでranaide
あゝaa 冬子fuyukoはha銀座ginzaへきたhekita女onna
冬子fuyukoはha負maけないkenai 女onnaだとdato
冬子fuyukoはきかせるhakikaseru
冬子fuyukoのno胸muneにni
ひとりでhitoride守mamoったtta 女onnaのno城shiroがga
傾katamuくku夜yoふけのfukeno ネオンneon街machi
あゝaa 冬子fuyukoのこころにnokokoroni 雪yukiがふるgafuru
冬子fuyukoはいけないhaikenai 女onnaだとdato
冬子fuyukoのno噂uwasaがga
冬子fuyukoをwo包tsutsuむmu
曲maがっていたのはgatteitanoha
世yoのなかなのにnonakananoni
唇kuchibiruひらけばhirakeba しみるshimiru夜風yokaze
あゝaa 冬子fuyukoはha枯葉karehaをwo口kuchiずさむzusamu