父娘酒 歌詞 岡千秋,戸川よし乃 ふりがな付

おまえとこうして 二人ふたりきり
飲のむのは何年なんねんぶりだろう
いっぱい話はなしを したいのに
泣なけてきちゃうよ お父とうちゃん
電話でんわをしろよ 時々ときどきは 母かあちゃんに
せめて今夜こんやは 父娘おやこ酒ざけ

「お父とうちゃん…今日きょうまで、ありがとね。」
「何なんだよ、急きゅうに。そんな湿しめっぽい話はなしは、明日あしたにしろよ。」
「お父とうちゃん、いいから黙だまって聞きいて!
私わたし、幸しあわせになるからね。約束やくそくするからね。
もう!お父とうちゃん、聞きいてる?」
「ばか!聞きいてるよ。幸しあわせになるんだろ。わかってるよ!
でも,幸しあわせになるんなら、日本一にっぽんいち幸しあわせにな…」

お前まえは近ちかいと 笑わらうけど
やっぱり遠とおいな 東京とうきょうは
春風はるかぜ根雪ねゆきが とける頃ころ
二枚にまい切符きっぷを 送おくるから
遊あそびに行いくよ 会あいに行いく 母かあちゃんと
涙なみだこらえて 父娘おやこ酒ざけ

この手てであやした チビ助すけも
明日あしたはきれいな 花嫁はなよめだ
わがままばかりを 言いったけど
愛あいをたくさん ありがとね
めでたい夜よるだ 旅立たびだちだ 幸しあわせに
交かわす盃さかずき 父娘おやこ酒ざけ