一度いちどかぎりと こころに決きめて
あなたと来きたのよ 京都きょうとまで
風かぜの…嵯峨さが野路のじ
甘あまえて寄より添そう 竹たけの径みち
一いち夜泊いちやどまりの この旅たびに
ふたり最後さいごの想おもい出でを あゝああ刻きざみたい
池いけに映うつした 片割かたわれ月づきが
尚なおさら悲かなしみ 誘さそいます
風かぜの…嵯峨さが野路のじ
この身みをひきます 竹たけの里さと
もしもあなたを 奪うばったら
きっと不幸ふこうにしてしまう あゝあああの女ひとを
夢幻ゆめと知しりつつ 溺おぼれて燃もえた
悔くやみはしません この恋こいを
風かぜの…嵯峨さが野路のじ
情念いのちがはじける 竹たけの宿やど
髪かみのひと筋すじ この温ぬくみ
たとえこの世よが終おわろうと あゝああ忘わすれない
一度ichidoかぎりとkagirito こころにkokoroni決kiめてmete
あなたとanatato来kiたのよtanoyo 京都kyoutoまでmade
風kazeのno…嵯峨saga野路noji
甘amaえてete寄yoりri添soうu 竹takeのno径michi
一ichi夜泊ichiyadoまりのmarino このkono旅tabiにni
ふたりfutari最後saigoのno想omoいi出deをwo あゝaa刻kizaみたいmitai
池ikeにni映utsuしたshita 片割katawaれre月dukiがga
尚naoさらsara悲kanaしみshimi 誘sasoいますimasu
風kazeのno…嵯峨saga野路noji
このkono身miをひきますwohikimasu 竹takeのno里sato
もしもあなたをmoshimoanatawo 奪ubaったらttara
きっとkitto不幸fukouにしてしまうnishiteshimau あゝaaあのano女hitoをwo
夢幻yumeとto知shiりつつritsutsu 溺oboれてrete燃moえたeta
悔kuやみはしませんyamihashimasen このkono恋koiをwo
風kazeのno…嵯峨saga野路noji
情念inochiがはじけるgahajikeru 竹takeのno宿yado
髪kamiのひとnohito筋suji このkono温nukuみmi
たとえこのtatoekono世yoがga終oわろうとwarouto あゝaa忘wasuれないrenai