燃もえる夕焼ゆうやけ 二ふたつの命いのち
溶とけて流ながれて 沈しずむ紀きノ川かわ
恋こいの名残なごりを さまよう胸むねに
面影おもかげまでも 消きえてゆく
紀淡きたん海峡かいきょう 鳴なくように
遠とおく汽笛きてきが 汽笛きてきが響ひびく
生いきてゆけます 一人ひとりでだって
涙なみだかくせば 潤うるむ紀きノ川かわ
あなたの嘘うそは 哀かなしいけれど
女おんなの恋こいは 命いのちです
重荷おもになんかに なるよりは
私わたしひとりで ひとりで生いきる
こんな哀かなしい 女おんなの心こころ
知しっているのか 霞かすむ紀きノ川かわ
泣なけば明日あしたが 見みえるでしょうか
涙なみだが涸かれて しまうまで
無人駅むじんえきから あなたから
ひとり旅たび立だつ 旅立たびだつ私わたし
燃moえるeru夕焼yuuyaけke 二futaつのtsuno命inochi
溶toけてkete流nagaれてrete 沈shizuむmu紀kiノno川kawa
恋koiのno名残nagoりをriwo さまようsamayou胸muneにni
面影omokageまでもmademo 消kiえてゆくeteyuku
紀淡kitan海峡kaikyou 鳴naくようにkuyouni
遠tooくku汽笛kitekiがga 汽笛kitekiがga響hibiくku
生iきてゆけますkiteyukemasu 一人hitoriでだってdedatte
涙namidaかくせばkakuseba 潤uruむmu紀kiノno川kawa
あなたのanatano嘘usoはha 哀kanaしいけれどshiikeredo
女onnaのno恋koiはha 命inochiですdesu
重荷omoniなんかにnankani なるよりはnaruyoriha
私watashiひとりでhitoride ひとりでhitoride生iきるkiru
こんなkonna哀kanaしいshii 女onnaのno心kokoro
知shiっているのかtteirunoka 霞kasuむmu紀kiノno川kawa
泣naけばkeba明日ashitaがga 見miえるでしょうかerudesyouka
涙namidaがga涸kaれてrete しまうまでshimaumade
無人駅mujinekiからkara あなたからanatakara
ひとりhitori旅tabi立daつtsu 旅立tabidaつtsu私watashi