ポロ・ベアのセーターの少年しょうねん
赤あかいゴムまりを石畳いしだたみについて
朝霧あさぎりにまつ毛げを濡ぬらし
港みなとの方ほうへかけていく
太陽たいようの見みすぎで酔よっぱらった少年しょうねんの魂たましいが
死しに向むかって走はしる一陣いちじんの風かぜに変かわって
少年しょうねんはすり減へっていった
「そうか、わかったぞ! 普通ふつうの速はやさで歌うたうことが
どうしてできないのか。太陽たいようのせいだね。
ギロチンは処刑台しょけいだいを降おりてでも
ぼくの首くびをはねに来くるだろう……」
ギロチンの足音あしおとがきこえる……
ポロporo・ベアbeaのnoセseータtaーのno少年syounen
赤akaいiゴムgomuまりをmariwo石畳ishidatamiについてnitsuite
朝霧asagiriにまつnimatsu毛geをwo濡nuらしrashi
港minatoのno方houへかけていくhekaketeiku
太陽taiyouのno見miすぎでsugide酔yoっぱらったpparatta少年syounenのno魂tamashiiがga
死shiにni向muかってkatte走hashiるru一陣ichijinのno風kazeにni変kaわってwatte
少年syounenはすりhasuri減heっていったtteitta
「そうかsouka、わかったぞwakattazo! 普通futsuuのno速hayaさでsade歌utaうことがukotoga
どうしてできないのかdoushitedekinainoka。太陽taiyouのせいだねnoseidane。
ギロチンgirochinはha処刑台syokeidaiをwo降oりてでもritedemo
ぼくのbokuno首kubiをはねにwohaneni来kuるだろうrudarou……」
ギロチンgirochinのno足音ashiotoがきこえるgakikoeru……