都会とかいの水みずのしょっぱさに
泣ないて いないか 妹いもうとよ
もしも暮くらしに 破やぶれたならば
生うまれ育そだった 故郷ふるさとへ
帰かえって おいでよ 赤あかとんぼ
あいつに惚ほれて ついてった
心こころやさしい 妹いもうとよ
情なさけ徳利とくりを しんみり注ついで
昔むかし唄うたった あの歌うたを
今夜こんやはひと節ふし 唄うたおうか
小諸こもろでてみろ 浅間あさまの山やまに
花嫁はなよめ衣裳いしょう みたかった
たった ひとりの 妹いもうとよ
手提てさげひとつで しょんぼり帰かえる
痩やせてやつれた 夢ゆめをみて
眠ねむれぬ夜更よふけが またつづく
都会tokaiのno水mizuのしょっぱさにnosyoppasani
泣naいてite いないかinaika 妹imoutoよyo
もしもmoshimo暮kuらしにrashini 破yabuれたならばretanaraba
生uまれmare育sodaったtta 故郷furusatoへhe
帰kaeってtte おいでよoideyo 赤akaとんぼtonbo
あいつにaitsuni惚hoれてrete ついてったtsuitetta
心kokoroやさしいyasashii 妹imoutoよyo
情nasaけke徳利tokuriをwo しんみりshinmiri注tsuいでide
昔mukashi唄utaったtta あのano歌utaをwo
今夜konyaはひとhahito節fushi 唄utaおうかouka
小諸komoroでてみろdetemiro 浅間asamaのno山yamaにni
花嫁hanayome衣裳isyou みたかったmitakatta
たったtatta ひとりのhitorino 妹imoutoよyo
手提tesaげひとつでgehitotsude しょんぼりsyonbori帰kaeるru
痩yaせてやつれたseteyatsureta 夢yumeをみてwomite
眠nemuれぬrenu夜更yofuけがkega またつづくmatatsuduku