ふわりとなぞる風かぜは
包つつむ指ゆびをすり抜ぬけて
刹那せつなに満みちて欠かける
月つきが妖あやしく光ひかる彼方かなたへ
いつか別わかつと 定さだめし空そらの下した
僕ぼくらは確たしかに傍そばにいる
重かさねた時ときの果はてに散ちりゆくとも
微笑ほほえみも 囁ささやきも 震ふるえた背中せなかも
ただ「忘わすれぬ」と 想おもう胸むねに寄よせ
見上みあげし夜よるを焦こがす 青あおき炎ほむら
夢ゆめから醒さめる星ほしが
独ひとり 真西まにしへ傾かたむく
別わかれは怖こわくないと
交かわす瞳ひとみの影かげが揺ゆれてる
さざめく闇やみが 君きみを癒いやさぬなら
想おもいは 定さだめを越こえるから
煌きらめく切きっ先さきが示しめした道みちを
受うけ止とめる 支ささえ合あう 躰からだはなくとも
今いま燃もえ上あがる 鼓動こどう 触ふれた手てを
離はなさず哭ないた君きみを 繋つなぎ留とめて
寂さびしさを忘わすれ眠ねむる夜よるに
いつか託たくされた言葉ことば
紡つむいだ証あかしを 抱だき締しめ僕ぼくはゆく
彷徨さまよう指先ゆびさきをすり抜ぬけるほど
瞬またたいて 揺ゆらめいて 消きえゆく想おもいを
燻くすぶる風かぜが 連つれて越こえてゆく
僕ぼくらは傍そばにいる
重かさねた時ときの果はてに散ちりゆくとも
その声こえを その頬ほおを 出会であえた痛いたみを
ただ「忘わすれぬ」と 想おもう胸むねに寄よせ
見上みあげし空そらを焦こがす 青あおき炎ほむら
ふわりとなぞるfuwaritonazoru風kazeはha
包tsutsuむmu指yubiをすりwosuri抜nuけてkete
刹那setsunaにni満miちてchite欠kaけるkeru
月tsukiがga妖ayaしくshiku光hikaるru彼方kanataへhe
いつかitsuka別wakaつとtsuto 定sadaめしmeshi空soraのno下shita
僕bokuらはraha確tashiかにkani傍sobaにいるniiru
重kasaねたneta時tokiのno果haてにteni散chiりゆくともriyukutomo
微笑hohoeみもmimo 囁sasayaきもkimo 震furuえたeta背中senakaもmo
ただtada「忘wasuれぬrenu」とto 想omoうu胸muneにni寄yoせse
見上miaげしgeshi夜yoruをwo焦koがすgasu 青aoきki炎homura
夢yumeからkara醒saめるmeru星hoshiがga
独hitoりri 真西manishiへhe傾katamuくku
別wakaれはreha怖kowaくないとkunaito
交kaわすwasu瞳hitomiのno影kageがga揺yuれてるreteru
さざめくsazameku闇yamiがga 君kimiをwo癒iyaさぬならsanunara
想omoいはiha 定sadaめをmewo越koえるからerukara
煌kiraめくmeku切kiっxtu先sakiがga示shimeしたshita道michiをwo
受uけke止toめるmeru 支sasaえe合aうu 躰karadaはなくともhanakutomo
今ima燃moえe上aがるgaru 鼓動kodou 触fuれたreta手teをwo
離hanaさずsazu哭naいたita君kimiをwo 繋tsunaぎgi留toめてmete
寂sabiしさをshisawo忘wasuれre眠nemuるru夜yoruにni
いつかitsuka託takuされたsareta言葉kotoba
紡tsumuいだida証akashiをwo 抱daきki締shiめme僕bokuはゆくhayuku
彷徨samayoうu指先yubisakiをすりwosuri抜nuけるほどkeruhodo
瞬matataいてite 揺yuらめいてrameite 消kiえゆくeyuku想omoいをiwo
燻kusubuるru風kazeがga 連tsuれてrete越koえてゆくeteyuku
僕bokuらはraha傍sobaにいるniiru
重kasaねたneta時tokiのno果haてにteni散chiりゆくともriyukutomo
そのsono声koeをwo そのsono頬hooをwo 出会deaえたeta痛itaみをmiwo
ただtada「忘wasuれぬrenu」とto 想omoうu胸muneにni寄yoせse
見上miaげしgeshi空soraをwo焦koがすgasu 青aoきki炎homura