すべての空そらの色いろを覚おぼえている胸むねの奥おくに
今いまテレビに映うつるアトムの雲くも 広ひろがるの
熱ねつを計はかるように
あなたは私わたしに手てをあてて
睫毛まつげの先さきを噛かむ
朝露あさつゆを口くちに含ふくむように
小ちいさな命いのちが芽生めばえてる
このからだがただ悲かなしむの
テーブルにはコーヒー
他ほかになんにもないこんな朝あさに
何なにを残のこせばいい?
そっとふたり抱だき合あうけど
目覚めざめる街まちの隅すみで
鳥とりは今日きょうも鳴ないている
遠とおい国くにの丘おかの
地雷じらいの上うえにも咲さくアザミ
そんなふうにいつか
私わたしたち強つよくなれるかしら
窓まどを開あけたら空そらは
この部屋へやの中なかまで照てらしてくれる
そして何なにも知しらずに生うまれる生命せいめいを
迎むかえてくれる
見みて アトムの光ひかり
痛いたいくらい青あおい空そらも
ささやかな夢ゆめさえも燃もえてしまう
幼おさない日ひの夕焼ゆうやけ
あなたと見みた雨あめの夜明よあけ
すべての空そらの色いろを覚おぼえている
いつまでも
すべてのsubeteno空soraのno色iroをwo覚oboえているeteiru胸muneのno奥okuにni
今imaテレビterebiにni映utsuるruアトムatomuのno雲kumo 広hiroがるのgaruno
熱netsuをwo計hakaるようにruyouni
あなたはanataha私watashiにni手teをあててwoatete
睫毛matsugeのno先sakiをwo噛kaむmu
朝露asatsuyuをwo口kuchiにni含fukuむようにmuyouni
小chiiさなsana命inochiがga芽生mebaえてるeteru
このからだがただkonokaradagatada悲kanaしむのshimuno
テteーブルburuにはnihaコkoーヒhiー
他hokaになんにもないこんなninannimonaikonna朝asaにni
何naniをwo残nokoせばいいsebaii?
そっとふたりsottofutari抱daきki合aうけどukedo
目覚mezaめるmeru街machiのno隅sumiでde
鳥toriはha今日kyouもmo鳴naいているiteiru
遠tooいi国kuniのno丘okaのno
地雷jiraiのno上ueにもnimo咲saくkuアザミazami
そんなふうにいつかsonnafuuniitsuka
私watashiたちtachi強tsuyoくなれるかしらkunarerukashira
窓madoをwo開aけたらketara空soraはha
このkono部屋heyaのno中nakaまでmade照teらしてくれるrashitekureru
そしてsoshite何naniもmo知shiらずにrazuni生uまれるmareru生命seimeiをwo
迎mukaえてくれるetekureru
見miてte アトムatomuのno光hikari
痛itaいくらいikurai青aoいi空soraもmo
ささやかなsasayakana夢yumeさえもsaemo燃moえてしまうeteshimau
幼osanaいi日hiのno夕焼yuuyaけke
あなたとanatato見miたta雨ameのno夜明yoaけke
すべてのsubeteno空soraのno色iroをwo覚oboえているeteiru
いつまでもitsumademo