僕は存在していなかった 歌詞 22/7 ふりがな付

僕ぼくは自分じぶんを信しんじていない
自分じぶんの存在そんざい 知しられたくなかった

風かぜが吹ふく日ひは その風かぜが止やむまで
部屋へやから出でるなんて考かんがえたこともない

心こころの窓まどにはカーテンを引ひいて
世界せかいの隅すみでそっと息いきをして

夢見ゆめみるってことは何なにかを期待きたいすること
傷きずつくくらいなら夢ゆめなんか見みたくない

僕ぼくは色いろを持もたない花はな
君きみとまたすれ違ちがっても
きっと僕ぼくを思おもい出だせないだろう
好すきと言いってばダメなんだ

青あおい空そらよりどこまでも澄すんだ
自由じゆうの意味いみを知しるやさしい眼差まなざしで

孤独こどくな窓まどを何度なんども叩たたいて
世界せかいの広ひろさ 君きみは教おしえてくれた

必要ひつようとされるのは生いきてる意味いみを感かんじる
雨風あめかぜに打うたれても生うまれ変かわれる

僕ぼくも色いろを持もってた花はな
やっと今いまさら気きづいたよ
君きみが僕ぼくに光ひかりをくれたんだ
好すきと言いってもいいのかな

すべては他人事ひとごとのようでも
君きみだけは愛あいを見捨みすてずに
どこからか 僕ぼくを呼よぶ声こえが聴きこえる

他ほかの花はなと比くらべていた
ずっと一人絶望ひとりぜつぼうして
どんな花はなにも色いろがあるように
僕ぼくには僕ぼくの色いろがある

僕ぼくは自分じぶんを信しんじ始はじめた
今いまなら好すきだと言いえるかもしれない