海賊かいぞくは頭あたまに バンダナを巻まきつけ
はだかで叫さけんだ 皆殺みなごろしにしろと
飛行機乗ひこうきのりは落おちてゆく 仲間なかまの姿すがたを
こめかみで感かんじながら 逆流りゅうけつする血との
味あじを予測よそくしている 進すすんだ奴やつがやってきて 僕ぼくの
腰こしに腕うでを巻まきつけた 汚よごれた真珠しんじゅのような瞳ひとみで
悲鳴ひめいを上あげる 女おんなの足首あしくびほど
純粋じゅんすいなものは ないさ最後さいごまで
めぐまれない大人おとなたちが 空そらを見上みあげて
僕ぼくは路上ろじょうに つばを吐はきすてた
水色みずいろの森もりの中なかで 水色みずいろの花はなを見みていたら
僕ぼくの心こころはとけはじめ 火薬かやくのにおいに 変かわってゆくだろう
大おおきな炎ほのおを上あげて 燃もえあがる車くるまが僕ぼくを見みている
とても悲かなしそうな目めで その前まえで裸足はだしの子供こどもたちが
手てを叩たたいて遊あそんでる もっと強つよく燃もえ上あがれと
僕ぼくはあわてて 皆みんなに言いうだろう 早はやく彼かれを助たすけ出だそうと
海賊kaizokuはha頭atamaにni バンダナbandanaをwo巻maきつけkitsuke
はだかでhadakade叫sakeんだnda 皆殺minagoroしにしろとshinishiroto
飛行機乗hikoukinoりはriha落oちてゆくchiteyuku 仲間nakamaのno姿sugataをwo
こめかみでkomekamide感kanじながらjinagara 逆流ryuuketsuするsuru血toのno
味ajiをwo予測yosokuしているshiteiru 進susuんだnda奴yatsuがやってきてgayattekite 僕bokuのno
腰koshiにni腕udeをwo巻maきつけたkitsuketa 汚yogoれたreta真珠shinjuのようなnoyouna瞳hitomiでde
悲鳴himeiをwo上aげるgeru 女onnaのno足首ashikubiほどhodo
純粋junsuiなものはnamonoha ないさnaisa最後saigoまでmade
めぐまれないmegumarenai大人otonaたちがtachiga 空soraをwo見上miaげてgete
僕bokuはha路上rojouにni つばをtsubawo吐haきすてたkisuteta
水色mizuiroのno森moriのno中nakaでde 水色mizuiroのno花hanaをwo見miていたらteitara
僕bokuのno心kokoroはとけはじめhatokehajime 火薬kayakuのにおいにnonioini 変kaわってゆくだろうwatteyukudarou
大ooきなkina炎honooをwo上aげてgete 燃moえあがるeagaru車kurumaがga僕bokuをwo見miているteiru
とてもtotemo悲kanaしそうなshisouna目meでde そのsono前maeでde裸足hadashiのno子供kodomoたちがtachiga
手teをwo叩tataいてite遊asoんでるnderu もっとmotto強tsuyoくku燃moえe上aがれとgareto
僕bokuはあわててhaawatete 皆miんなにnnani言iうだろうudarou 早hayaくku彼kareをwo助tasuけke出daそうとsouto