うだるような夏なつが身体からだを侵食しんしょくしていく
君きみを攫さらった季節きせつが舞まい戻もどってくる
空そらは彩いろ濃こく
置おき去ざりにされた僕ぼくだけが
この世界せかいで風かぜに揺ゆれてそこに在あった
君きみの飲のみ残のこしのような人生じんせいを
背負せおって生いき続つづける僕ぼくの身みにもなれ
君きみが諦あきらめてしまった世界せかいで
一文いちもんにもならない懺悔ざんげを続つづけている
僕ぼくが手てを離はなしたあの一瞬いっしゅんを君きみは
僕ぼくに一生いっしょう後悔こうかいさせる気きなんだね
思おもい出でなど何なんの意味いみもなさない
君きみの呪のろいのような寝顔ねがおの前まえでは
神かみも仏ほとけも救すくいはもたらさず
永遠えいえんに裁さばかれない僕ぼくは瞼まぶたすら閉とじられぬ
何なにも感かんじない心こころであるのに
焼やけ付つくような痛いたみだけ残のこるのは何故なぜ
僕ぼくに慰なぐさめの機会きかいなど与あたえず君きみは
ただ夏なつを罰ばつとして刻きざんでいった
祭まつりの甘あまい林檎りんごのような頬ほほに手ては届とどかぬ
この先さき一度いちどとして
それが冬ふゆであったならば
凍こおった声こえに諦あきらめもつくだろうか
僕ぼくが手てを離はなしたあの一瞬いっしゅんを君きみは
僕ぼくに一生いっしょう後悔こうかいさせる気きだとしても
それが本望ほんもうであると受うけ入いれてしまえば
君きみは二に度どと僕ぼくの元もとへ帰かえってこない
君きみが好すきだと僕ぼくが喉のど裂さけるほど泣ないても
うだるようなudaruyouna夏natsuがga身体karadaをwo侵食shinsyokuしていくshiteiku
君kimiをwo攫saraったtta季節kisetsuがga舞maいi戻modoってくるttekuru
空soraはha彩iro濃koくku
置oきki去zaりにされたrinisareta僕bokuだけがdakega
このkono世界sekaiでde風kazeにni揺yuれてそこにretesokoni在aったtta
君kimiのno飲noみmi残nokoしのようなshinoyouna人生jinseiをwo
背負seoってtte生iきki続tsuduけるkeru僕bokuのno身miにもなれnimonare
君kimiがga諦akiraめてしまったmeteshimatta世界sekaiでde
一文ichimonにもならないnimonaranai懺悔zangeをwo続tsuduけているketeiru
僕bokuがga手teをwo離hanaしたあのshitaano一瞬issyunをwo君kimiはha
僕bokuにni一生issyou後悔koukaiさせるsaseru気kiなんだねnandane
思omoいi出deなどnado何nanのno意味imiもなさないmonasanai
君kimiのno呪noroいのようなinoyouna寝顔negaoのno前maeではdeha
神kamiもmo仏hotokeもmo救sukuいはもたらさずihamotarasazu
永遠eienにni裁sabaかれないkarenai僕bokuはha瞼mabutaすらsura閉toじられぬjirarenu
何naniもmo感kanじないjinai心kokoroであるのにdearunoni
焼yaけke付tsuくようなkuyouna痛itaみだけmidake残nokoるのはrunoha何故naze
僕bokuにni慰nagusaめのmeno機会kikaiなどnado与ataえずezu君kimiはha
ただtada夏natsuをwo罰batsuとしてtoshite刻kizaんでいったndeitta
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このkono先saki一度ichidoとしてtoshite
それがsorega冬fuyuであったならばdeattanaraba
凍kooったtta声koeにni諦akiraめもつくだろうかmemotsukudarouka
僕bokuがga手teをwo離hanaしたあのshitaano一瞬issyunをwo君kimiはha
僕bokuにni一生issyou後悔koukaiさせるsaseru気kiだとしてもdatoshitemo
それがsorega本望honmouであるとdearuto受uけke入iれてしまえばreteshimaeba
君kimiはha二ni度doとto僕bokuのno元motoへhe帰kaeってこないttekonai
君kimiがga好suきだとkidato僕bokuがga喉nodo裂saけるほどkeruhodo泣naいてもitemo