poolside railway 歌詞 ■37 feat. IA ふりがな付

不安定ふあんてい 途絶とだえた交信こうしん
足音あしおと 凪ないだ世界せかいを猛進もうしん
鏡かがみに溶とけこむ歪ゆがんだ洗面せんめん台だい
いずれここも澱よどみに浸つかってゆく
バックヤードに格納かくのうされた記憶きおく
七色なないろ揺ゆらめく陽ひだまりのスイミングプール
曖昧あいまいな隙間すきまの隘路あいろにさえ
行いく先さきなんかないと知しっていた

未完成みかんせいな夢ゆめの中なか祈いのり
彷徨さまよい続つづけ溺おぼれた妄想もうそう幻想げんそうの陰かげ
誰だれもいないショッピングモール
踊おどりだすアバンチュール
不完全ふかんぜん 沈しずんだ管制塔かんせいとう
泡あわの中なか 解読かいどくの延命えんめい措置そち
何時いつからか鳴なり続つづけるサイレンが
星ほしを呼よんだ

愛あいが死しぬ前まえに生うまれた
この世界せかいのアイデア
まどろみが愛あいを知しる前まえに奪うばわれ
囁ささやく性格せいかくの乖離かいりが
混まざりあい
無彩色むさいしょく鋼鉄こうてつのベールに包つつまれ
期待きたい感かん乗のせ
眠ねむるレールはプールサイドへ
9番線ばんせん
無機むき質しつに閉とざされた部屋へやの中なか
僕ぼくらだけの秘密ひみつに連つれ出だして

あなたのかれたかなしみきれいにして
よろこびをあつめておいわいをしよう
あかりをともして
かざりちりばめて
けーきはひとつでいいよね?

あなたの空そら輝かがやく太陽たいようは
あたしだけでいいから
すべてが満みち足たりたこの世界せかいには
泪なみだ一ひとつなくていい

(愛あいが死しぬ前まえに祝いわい歌うたえば
この世界せかいは晴はれ渡わたってゆく
愛あいを知しるために向むかう
愛あいを知しる場所ばしょに道みちがある)