悲かなしいことが 続つづくから
今夜こんやは熱燗あつかん 厄落やくおとし
白しろい花はななど 飾かざってさ
ひとり しみじみ 酔よいしれる
古ふるいレコード 聴ききながら
酔よいにまかせて 口くちずさむ
過すぎた時代じだいを 懐なつかしみ
夜半よわの雨あめさえ 愛いとおしい
ああ 女おんなであることが 鬱陶うっとうしくなる
たかが 男おとこと うそぶいたって
ああ 心こころは闇やみに 落おちて行ゆくようで
悩なやましいのよ 春はるの宵よい
恋こいに溺おぼれた 若わかき日ひの
濡ぬれた瞳ひとみに 映うつる影かげ
あのひと好すきな 白しろい花はな
苦にがい思おもい出で 行ゆき過すぎる
誰だれかを泣なかす 恋こいをして
他人ひとも羨うらやむ 仲なかだった
そして誰だれかに 泣なかされて
漏もらすため息いき 花はなも散ちる
ああ 女おんなであることが 嫌きらいになる夜よる
されど 世よの中なか 男おとこと女おんな
ああ 心こころと身体からだ 裏腹うらはらに 紅べにひく
朧月夜おぼろづきよの 儚はかなさよ
ああ 女おんなであることが 鬱陶うっとうしくなる
たかが 男おとこと うそぶいたって
ああ 心こころは闇やみに 落おちて行ゆくようで
悩なやましいのよ 春はるの宵よい
悲kanaしいことがshiikotoga 続tsuduくからkukara
今夜konyaはha熱燗atsukan 厄落yakuoとしtoshi
白shiroいi花hanaなどnado 飾kazaってさttesa
ひとりhitori しみじみshimijimi 酔yoいしれるishireru
古furuいiレコrekoードdo 聴kiきながらkinagara
酔yoいにまかせてinimakasete 口kuchiずさむzusamu
過suぎたgita時代jidaiをwo 懐natsuかしみkashimi
夜半yowaのno雨ameさえsae 愛itoおしいoshii
ああaa 女onnaであることがdearukotoga 鬱陶uttouしくなるshikunaru
たかがtakaga 男otokoとto うそぶいたってusobuitatte
ああaa 心kokoroはha闇yamiにni 落oちてchite行yuくようでkuyoude
悩nayaましいのよmashiinoyo 春haruのno宵yoi
恋koiにni溺oboれたreta 若wakaきki日hiのno
濡nuれたreta瞳hitomiにni 映utsuるru影kage
あのひとanohito好suきなkina 白shiroいi花hana
苦nigaいi思omoいi出de 行yuきki過suぎるgiru
誰dareかをkawo泣naかすkasu 恋koiをしてwoshite
他人hitoもmo羨urayaむmu 仲nakaだったdatta
そしてsoshite誰dareかにkani 泣naかされてkasarete
漏moらすためrasutame息iki 花hanaもmo散chiるru
ああaa 女onnaであることがdearukotoga 嫌kiraいになるininaru夜yoru
されどsaredo 世yoのno中naka 男otokoとto女onna
ああaa 心kokoroとto身体karada 裏腹uraharaにni 紅beniひくhiku
朧月夜oborodukiyoのno 儚hakanaさよsayo
ああaa 女onnaであることがdearukotoga 鬱陶uttouしくなるshikunaru
たかがtakaga 男otokoとto うそぶいたってusobuitatte
ああaa 心kokoroはha闇yamiにni 落oちてchite行yuくようでkuyoude
悩nayaましいのよmashiinoyo 春haruのno宵yoi