それでも僕らは歌うことをやめない 歌詞 Leo/need ふりがな付

夢ゆめや憧憬しょうけいだけじゃ
立たち行ゆかないことがある
理想りそうと現実げんじつの乖離かいり
佇たたずむ路地ろじ
半なかば脅迫的きょうはくてきな 選択せんたくを受容じゅようするたび
自我じがの輪郭りんかくがどうも滲にじんで 敵かなわない
翳かげる夜空よぞら あの流星りゅうせいも遠とおく思おもえる
それでもなお 明確めいかくな "歌うたう理由りゆう"だけは
裏切うらぎれないから

この歌うたよ､星ほしとなれ
あらゆる疑念ぎねん､迷まよいも
その明あかりで消けし去さってしまうような ただ
自分じぶんの心こころを 騙だましたくはないだけ
それすら 我儘わがまま なのかな
｢この言葉ことばの旋律せんりつは 僕ぼくらの声こえで
歌うたってこそ意味いみを宿やどす｣
いつかは 言いえるかな

思おもうようにはいかない
さながら呪詛じゅそのようなもの
頭あたまでは理解りかいしてた 世よの理ことわり
言いわば洗脳せんのうじみた
道徳どうとくに曝さらされるたび
信しんじてたものが全部揺ぜんぶゆらいで 仕方しかたない
やりたいこと､気きの進すすまないことの差異さいに
悩なやむ日々ひびも 通過点つうかてん だと思おもえたら
楽らくなんだろうけど

それは容易よういではなくて
常つねに向むき合あってるが故ゆえ
その実じつ､逃にげ出だしたいことばっかだ でも
未来みらいの欠片かけらを 失なくす方ほうが怖こわいから
僕ぼくらは 僕ぼくらを 選えらんだ
紡つむいだ点てんと点てんを辿たどる
手探てさぐりの旅程りょてい
どこまで響ひびくのだろう
僕ぼくらの 歌声うたごえは

やはり僕ぼくらは誇示こじしたい
二ふたつとない"自分じぶん"の所在しょざい
やることは変かわらない
歌うたうことはやめない
ならば 妥協だきょうはしない
そこは 曲まげられない
決けっして 自由じゆうではない
だけど 孤独こどくでもない

歩あゆむ道みちの形かたちは 心こころの有あり様次第ようしだい
遂とげる本懐ほんかいの終着点しゅうちゃくてん
それだけは見失みうしなわない

だから今いま､星ほしとなれ
あらゆる不安ふあん 迷まよいも
その明あかりで 消けし去さってしまうような まだ
夢ゆめの端はしっこを 掴つかみかけているだけ
このまま 終おわって たまるか
｢この言葉ことばの旋律せんりつは 僕ぼくらの声こえで
歌うたってこそ意思いしを宿やどす｣
今いまなら 言いえそうだ