ロウワー feat. ぬゆり 歌詞 Lanndo ふりがな付

そう簡単かんたんな祈いのりだった 端はしから
段々だんだんと消きえる感嘆かんたん
今いまから緞帳どんちょうが上あがるから
静しずかな会場かいじょうを後あとにさよなら

言いいかけていた事ことが
一ひとつ消きえてまた増ふえて
背中せなかに後うしろめたさが残のこる
従したがいたい心根こころねを
吐はき出ださぬように込こめて
胸むねの中なかが澱おりのように濁にごる

受うけ止とめたいことが
自分じぶんさえ抱かかえられず
持もて余あましたそれを守まもっている
霞かすんだ声こえはからからに
喉のどを焼やいて埋うめ尽つくす
何なにを言いうべきか分わからなくて

感かんじてたものが遠とおく放はなたれていた
同おなじ様ようで違ちがうなんだか違ちがう
何時いつまで行いこうか
何処どこまで行いけるのか
定さだかじゃないなら何なにを想おもうの

僕ぼくらが離はなれるなら 僕ぼくらが迷まようなら
その度たびに何回なんかいも繋つながれる様ように
ここに居いてくれるなら 離はなさずいられたら
まだ誰だれも知しらない感覚かんかくで救すくわれていく

平穏へいおんとは消耗しょうもうを以もって代かわりに成なす 実際じっさいはどうも変かわりはなく
享楽きょうらくとは嘘うそで成なる「綻ほころぶ前まえにここを出でていこうか」と
都合つごうの良よい願ねがいを同おなじ様ように同おなじ様ように呟つぶやく 何処どこから聞きこうか
何なにを見失みうしなうか定さだかじゃないから此処ここを動うごけない

僕ぼくらが疲つかれるなら これ以上いじょう無ないなら その度たびに何回なんかいも逃にげ出だせる様ように
心こころが守まもれる様ように 奪うばわれない様ように 互たがいに託たくして 身体からだを預あずけてよ

君きみと泣なく 君きみと笑わらう 君きみと怒おこる 君きみと歌うたう 君きみと踊おどる 君きみと話はなす

何時いつまで続つづくだろうと同おなじ様ように同おなじ様ように呟つぶやく
いま忘わすれないよう刻きざまれた空気くうきを これから何度なんど思おもい出だすのだろう

僕ぼくらだけが 僕ぼくらが離はなれるなら 僕ぼくらが迷まようなら
その度たびに何回なんかいも繋つながれる様ように

ここに居いてくれるなら 離はなさずいられたら
まだ誰だれも知しらない感覚かんかくで僕ぼくの生いきているすべてを確たしかめて 正ただしくして