90年代日本テクノシーンの立役者であり、現在では数々のアーティストの詞曲編曲プロデュースを手掛けてJ-POPシーン全体で活躍するCMJKとヴォーカルのPicorinによる2人組テクノ・ユニット:Cutemen。デビュー25周年の昨年11月に新作『Humanity』を発表して本格的な再起動を果たしてから僅か10ヶ月で、早くもニューアルバムが登場する。
9月6日(水)に発売される新作のタイトルは『Exhibition Of Love & Desire』。先行配信された「Forever」「Cucumber」の2曲を含む事以外の詳細は未定だが、先行楽曲にも片鱗がうかがえるように、彼らがリアルタイムで体験し、今世界中で再燃中の80年代テクノポップが、来るべき2020年代に向けて最新型に上書きされた、ポップでファンキーでダンサブルかつ攻撃的な仕上がりになる模様。
全曲リミックスした特別ディスクがセット
期待の高まるこの新作の初回盤には、何と前作『Humanity』を全曲リミックスした特別ディスクがセットされる。このリミックス企画には、世界のEDMシーンにおけるトレンド=“SWAP”の手法が採用された。SWAPとは、アーティスト同士がお互いの音源をリミックスして交換し合う仕組み。日本テクノシーンのそうそうたる顔ぶれとの交流で実現したこのスペシャル・ディスクの全貌はまだ非公開だだが、その中から3曲が超先行配信というかたちで本日6月21日よりダウンロードならびにサブスクリプション・サービスで公開される。
先ず公開されるリミキサーは、福富幸宏・THE KING OF OPUS・TAICHIMASTERの3組。前作『Humanity』の世界が見事に分解・再構築された全く新しい音は、残るリミックスの全貌、そしてニューアルバムへの期待が否応なしに高まる、この夏必聴のトラックとなっている。