約4年振りのオリジナル・アルバム「和と洋」を引っ提げた全国ツアーを敢行中のAIが、10月28日(土)国際フォーラム ホールAで東京公演を行った。
「和と洋」を引っ提げた全国ツアー
このツアーは、ステージのコンセプトや全体の構成・衣装などもAI自身がトータルプロデュース。コンセプチュアルでありながら、余計なものを削ぎ落としたシンプルなステージは、すでに公演を終えた各地のファンやメディアから『AIの圧倒的な歌唱力』をダイレクトに堪能することができると大絶賛。「AI TOUR 和と洋」のステージは、アルバムのコンセプト、そしてAI自身の生い立ち、バックボーンでもある『和』と『洋』両極をテーマに掲げた、2つのセクションで構成。『和』と『洋』2つの世界観を1ステージで味わうことができる、今までにない斬新なライブ演出が最大の見どころだ。自由に楽しんでハッピーに
冒頭、「トーキョー!!みんな元気?今日は自由に楽しんでハッピーになってねー!」とAIが元気よく挨拶し、荘厳な『和』のセクションからライブはスタート。<和-Disc>に収録されている『FEEL IT』『みんながみんな英雄』などを、浮世絵を彷彿とさせるステージセットに和太鼓や篠笛、ジャンガラなどの楽器を交え披露。これまでのAIのステージでは見たことのない演出が一際目を引く。
東京公演には、<洋-Disc>に収録されている『WHAT I WANT』 という楽曲でフィーチャリングした若手注目株のラッパーのJinmenusagi(ジンメンウサギ)が今回のツアーで初登場。そのオリジナルな存在感と、AIとの絶妙なコラボレーションは観客を魅了し、大盛り上がりとなった。
「どんなときでも、いつも音楽に助けらてきた」
そして後半、「どんなときでも、いつも音楽に助けらてきた」というMCから歌い始めた『Music Is My Life』。〝神様、感謝してます こんな私に歌を歌わせてくれて ありがとう“と歌いながら、途中、感極まり涙ぐむ場面も。歌うことの喜び、歌い続けられることへの感謝を、圧倒的な歌唱力でステージから伝えたAI。自身のアイデンティティである「歌」に真摯に向き合い、シンガーとして在り続けることの覚悟を感じることができた圧巻のパフォーマンスだった。
アンコールでは、渡辺直美さんとのコラボで話題の最新曲「キラキラ」を特別にAIとバンドメンバーで披露。会場はハッピーなムードに包まれ、東京公演はたくさんの人の笑顔あふれるステージで幕を閉じた。これまでにないコンセプチュアルなライブでAIの新たな一面を垣間見ることができるこのAI TOUR「和と洋」は、12/17(日)鹿児島市民文化ホールの最終公演までに全国35公演、80,000人の動員を予定している。
TBS系火曜ドラマ『カンナさーん!』(主演・渡辺直美)の主題歌として話題になった「キラキラ feat.カンナ」をはじめ、2018年1月に公開になる映画「パディントン2」日本版主題歌など、数々のタイアップ曲・未発表新録曲を収録した最新アルバムのデラックス盤『和と洋と。 DELUXE EDITION』を10月25日(水)にリリースしたばかり。
作品をリリースするたびに進化し新たな驚きを提示してくれるAIの活動から、今後もますます目が離せない。
カメラマン:HAJIME KAMIIISAKA