Cheeky Parade 『観音崎フェスタ』に出演!多くの人たちの心を踊らせるライブ!
11月3日、神奈川県・浦賀にある観音崎公園で行なわれた『観音崎フェスタ』に、Cheeky Paradeが出演した。『観音崎フェスタ』は地元住民にとって町をあげての秋祭りということで、この日のオーディエンスの構成も、毎月彼女たちが開催している定期公演と比較しても明らかに中高年層が高め。チキパのステージで、年配の方達もつい“Hands up!”してしまうのか。いつものように“ちょっとだけやんちゃな言葉づかい”で、年配の方達を煽ることまでやってしまうのかなど、いろんなところにポイントが散りばめられたイベントといえる。
お昼過ぎ。海の青さと空の青さが交差するステージへとチキパは姿を見せる。「M.O.N.ST@R」「SKY GATE」と晴れ渡った秋空を意識したかのような楽曲を披露すれば、午後になって一気に膨れ上がった来場客も楽しそうにステージを眺め、さらに手を掲げて盛り上がる。またトンビも5人を歓迎してか、曲に合わせて踊るかのように、もしくは単に観客が手にしている焼きそばやフランクフルトを狙っているかのように上空を旋回し始めていた。
ステージを興味深そうに観ている子供たちなど、集まった観客に笑顔を投げかける新曲「MightyGirl」を経て、MCでは「9歳の子がタピオカジュースを作ってくれた。」とか「チョコバナナを食べに行こうかな」と、彼女たち自身も(おもに食べ物で)お祭りを楽しんでいることを明かす。昨今の定期公演での暴れっぷりを知っているファンからすると「発言がまるでアイドルみたいだ!」と思ったかもしれないが、アイドルである。
さらに「おじいちゃんおばあちゃんもラジオ体操みたいなもんなんで、一緒に覚えてください。」と、鈴木友梨耶が促して、“カマチャリ、カマチャリ、すしざんまい”でおなじみ「Hands up!」の振り付けをレクチャー。その「Hands up!」では、磯に打ちつける荒波にも似たコールがファンを中心に発生し、東京湾をバックにいつものライブ風景を描き出す。「無限大少女∀」のチキパの重力を無視したステージングが投入された頃には、観客側のボルテージは観音崎灯台よりも高い。友梨耶もついつい、曲中で耳にするファンからの“ガチ恋口上”に「あれ、さっきのほうが声大きくない? もっと頂戴!」と、“友梨耶様モード”をチラリ覗かせていた。
そして最後はステージと観客が一体になって、再び太陽に向けて手を掲げる「僕らのうた」へ。終演後には年配の方達から声をかけられたり、ちびっこが買ったばかりの「Shout along!」のCDを大事そうに持っていたりと、チキパは激しさや楽しさなどアイドル的な可愛さだけではない自分たちの魅力を伝え、多くの人たちの心を踊らせるライブでお祭りに華を添えたのだった。
なお、チキパは浦賀には初上陸。同地にステレオタイプのアイドル観しか根付いていなかったとしたら、この日の出来事は、さながら164年ぶりの“黒船来航”だったに違いない。
そんな彼女達は、11月11日に青山RizMで定期公演。そして2018年2月には6周年ツアーが行われる。