RADWIMPS が映画『空海―KU-KAI―』の主題歌を担当!!
12月22日(金)中国全土50,000スクリーンにて公開、日本では来年2018年2月24日(土)に公開になる映画『空海―KU-KAI―』の主題歌を、RADWIMPSが担当することが決定した。日中共同製作映画として史上最大の本格的ビッグプロジェクトとなる本作は、カンヌ国際映画祭パルム・ドールやゴールデングローブ賞など多数の受賞歴を誇る、世界的巨匠チェン・カイコー監督の最新作。RADWIMPSはチェン・カイコー監督と綿密なディスカッションを重ね、本作のために主題歌「Mountain Top」を書き下ろした。
儚くも壮大な楽曲が、国境と言葉の壁を越え、作品世界をさらに大きく彩る。RADWIMPSにとって、今作は『君の名は。』以来となる映画主題歌、日本そして中国…全世界公開版本編での主題歌となる。
©2017 New Classics Media, Kadokawa Corporation, Emperor Motion Pictures Shengkai Film
<チェン・カイコー監督 コメント>
映画『空海―KU-KAI―』は、運命的で、台風のような作品になっている。
そのように喩えるなら、野田洋次郎の歌はまるで、暴風雨の後の虹のように響く。
虹は、強い風や雷鳴の激しさに揺らぐことなく、焦がされた世界を静かな美しさで彩るのだ。
RADWIMPS 野田洋次郎 コメント
今回、チェン監督の映画『空海―KU-KAI―』に参加させて頂きました。楽曲のディスカッションをするため日本でお会いした際、監督のビジョン、エネルギーやパッションがその語り口から溢れでてくるのが印象的でした。監督がこの作品で描きたかった熱量に負けないよう、僕たちも楽曲を作らせて頂きました。
その圧倒的なセットやキャスト、映像技術が駆使されていますがストーリーの根幹は何百、何千年と変わることのない人間の本質的な美しさ、醜さ、理性と本能の間で絶えず揺れ続ける様でした。歴史大作ではありますが『今』の僕たちの物語だと思いました。この映画を完成させた監督に敬意を表します。
僕が今まで見たことのない映画がここにはありました。是非、お楽しみください。
プロデューサー椿氏 コメント
クランクアップ間近の昨年末、製作総指揮のひとり角川歴彦が撮影現場を訪問しました。折しも、中国では『君の名は。』が大ヒット公開中で、監督との会話の中でその話題になり角川がその場でRADWIMPSが手がけた『君の名は。』の楽曲を聴かせたことがきっかけとなりました。監督が楽曲をとても興味を持った様子をみて、角川が「興味があれば、彼らに主題曲の依頼をしてみたらどうか」と提案しました。数日後、監督から「彼らと組んでみたい」という連絡がきたのです。監督とRADWIMPSのミーティングが東京で実現しました。彼らは監督が多く語らずとも、この作品の根底に流れるテーマを深く理解しているようで、監督は『組める』と確信を掴んだようでした。
その後、多くのやりとりの中で完成した楽曲を聴いて、監督が一貫して追求する芸術性とこの作品特有のエンタテインメント性の両面をドラマチックに昇華する素晴らしい楽曲だと感じました。その効果こそチェン・カイコー監督が希望していたものでしたので、最高のコラボレーションが生まれたと思います。
■映画『空海―KU-KAI―』…
日中共同製作映画として史上最大の本格ビッグプロジェクト『空海―KU-KAI―』。監督は、カンヌ国際映画祭パルム・ドールやゴールデングローブ賞など多数の受賞歴を誇る、世界的巨匠チェン・カイコー監督の最新作。原作は、「陰陽師」「神々の山嶺」などのベストセラー作家夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」。主人公の若き天才僧侶・空海を演じるのは、本作が海外作品初主演となる染谷将太。空海の相棒となる稀代の詩人・白楽天には、中国内で絶大な人気を誇る、実力派人気俳優ホアン・シュアン。そして本作の最重要人物、傾国の美女とも呼ばれた中国唐代の皇妃・楊貴妃には、類まれなる美貌と実力を持ち合わせた女優チャン・ロンロン。さらに、空海と白楽天が追う怪事件のカギを握るもう一人の日本人・阿倍仲麻呂には阿部寛。その他、松坂慶子や火野正平など、若手からベテランまで、日中オールスター俳優がチェン・カイコー監督の下に集結、絢爛豪華な世界観を作り上げます。
<映画情報>
1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐へ渡った若き天才僧侶・空海。あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めていく中、世界最大の都・長安の街は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。
空海は、白楽天とともに一連の事件を探るのだが、約50年前に同じく唐に渡った、鍵を握るもう一人の日本人・阿倍仲麻呂の存在を知る。仲麻呂が仕えた玄宗皇帝の時代、そこには国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃がいた。極楽の宴、妖猫の呪い、楊貴妃の真実、歴史を揺るがす巨大な「謎」―。
楊貴妃の命を案じた阿倍仲麻呂は何を知っていたのか…?空海と白楽天、二人が辿り着いた真実とは…?海を渡った若き天才僧侶・空海と、中国が生んだ稀代の詩人・白楽天。二人はやがて、歴史に隠された哀しき運命と対峙することとなるー。
染谷将太 ホアン・シュアン
チャン・ロンロン/火野正平/松坂慶子
キティ・チャン/チン・ハオ/リウ・ハオラン/チャン・ルーイー
阿部 寛
原作:夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)
主題歌:RADWIMPS「Mountain Top」 (ユニバーサルミュージック/EMI Records)
監督:チェン・カイコー
配給:東宝 KADOKAWA
©2017 New Classics Media,Kadokawa Corporation,Emperor Motion Pictures,Shengkai Film
http://ku-kai-movie.jp/
チェン・カイコー監督 プロフィール
1952年北京生まれ。北京電影学院を82年に卒業後、『黄色い大地』(84)で長編映画監督デビュー。同作でロカルノ国際映画祭銀豹賞、『大閲 兵』(86)でモントリオール世界映画祭審査員賞、『さらば、わが愛/覇王別姫』(93)ではアカデミー賞2部門にノミネートされ、カンヌ映画祭パルムドール、ゴールデン・グローブ賞外国映画賞を受賞。
監督作品には、『花の影』(96)、『始皇帝暗殺』(98)、『キリング・ミー・ソフトリー 』『北京ヴァイオリン』(02)、『PROMISE/無極』(05)、ベルリン国際映画祭金熊賞にノミネートされた『花の生涯~ 梅蘭芳~』(08)、『運命の子』(10)、『道士下山』(15)など。これまでにカンヌ、ベルリン、ヴェネチアのほか、中国、日本、イタリア、カナダの名高い映画祭で審査委員を務めてきた。06年モスクワ映画祭で特別功労賞、08年東京国際映画祭で黒澤明賞を授与されている。