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ACIDMAN presents「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」オフィシャルライブレポートが公開!



ACIDMAN presents「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」、2万人を超えるファンが来場!!

2017年11月23日(木・祝)、さいたまスーパーアリーナで開催されたACIDMAN presents「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」、2万人を超えるファンが来場し、伝説とも謳われたフェスのオフィシャルライブレポートが公開となった。

その歴史と瞬間が生み出したいくつもの奇跡――ACIDMANの20周年記念フェス“SAI”を振り返る

「奇跡」という言葉を軽々しく使うのはいかがなものか?
そう常々思っているのだけれど、あれから約一週間が経ってみて、その間何度となく思い返すたびに、やはりあれは奇跡と呼ぶしかないような1日だったなぁとしみじみしている。2017年11月23日、さいたまスーパーアリーナ。ACIDMANの結成20周年アニバーサリーイヤーの締めくくりとして行われた『SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”』について。

“SAI”が我々に見せてくれたいくつもの奇跡。まず手始めには晴れたことだ。
なんだそんなことか、と思うかもしれないが、当日の朝は土砂降りで、99%の高揚感のなかに1%の憂鬱を抱きながら会場に向かった人も多かったのではなかろうか。屋内で行われるとはいえ、フェスはやはり雨よりも晴れたほうが断然気持ちが良いし、“SAI”には埼玉のキャッチコピー「彩の国」の意味も含まれているだろうから、モノトーンの景色は似合わない。
なんとか止まないかなぁと一縷の望みをかけながら開演の刻を待っていたのだが、流石は昨年の中津川ソーラーで虹をかけたバンド。トップバッターの10-FEETのライブが始まるのと前後して見事に雨が止み、しばらくののちには太陽が顔をのぞかせた。おかげで100%フェスを楽しむモードになれたのはもちろん、屋外のけやきひろばにある、「麺屋一悟」と銘打たれた浦山一悟プロデュースのラーメン店や“SAI”とのコラボビールを販売するcoedoビールをはじめとした飲食スペースを、ストレスなく利用することができたのである。

出演者の顔ぶれも多士済々、まさに奇跡的なものであった。「こんなメンツを集められるのはあいつらだけだと思います」と細美武士(the HIATUS)は言ったが、本当にその通り。「ACIDMANがフェスをやります」と聞いて大方の脳裏に浮かぶであろうアーティストはほとんど全て出ていたし、同世代でキャリアが近いバンド以外にも、MAN WITH A MISSION、RADWIMPS、BRAHMANと、ロック好きなら誰しもが知るビッグネームが並んだ。しかも、奇しくも「生きてたら必ず出る」と同じセリフで返したという細美とTOSHI-LOWをはじめ、彼らはほとんど皆二つ返事で出演を快諾したというからすごい。ACIDMANは決して特定のバンドと群れたり、限定的なシーンを形成するような動きをしてきたバンドではなく、むしろ音楽的にも思想の面でも孤高に近いポジションにあるバンドであるにもかかわらず、だ。彼らの節目を祝うべくこれだけの面々が集結したこと自体、それだけで充分に奇跡じゃないか。



しかも、どのバンドもみなそれぞれの色を存分に出しつつ、_その才を見せつける激しく本気のライブをやってみせた。そこにあったのは、「主役を食ってやろう」といった野心的なマインドでも仲間の記念日をただハッピーに祝おうという空気でもなく、ACIDMANという存在を讃え、最後にステージに立つ彼らのために最高のお膳立てをしてやろうという気概であった。そのために、全力でやるのだ。なんと気高い意志。

“フェス”と謳ってはいるものの、計10本のライブは全て同じステージで行われたため、まるでライブハウスでの対バンライブをとんでもなく大規模にしたような形式だった。転換時間もそこそこに次から次へとライブが始まるスピード感とともにどんどん最長不倒が塗り替えられていくので、10時間を超える長丁場にもかかわらず体感時間はすごく短かった。ひとつひとつのライブの詳細に関してはオフィシャルサイト(http://sai-fes.jp/)のリンクからクイックレポが読めるため省くが、いずれも35分の持ち時間に趣向を凝らし、アンセムやキラーチューンの中にACIDMANへのリスペクトや祝福を忍ばせていたことが印象深い。



10-FEETは事前の予定からセットリストを大幅に変更、今日はACIDMANと出会った頃の曲をやる!と気炎を上げ、それだけでなくACIDMANの面々を模した出で立ちで「赤橙」をカバーするというサプライズまで見せてくれた。「アンナバンドニナリタイト思ッテイタケレド、蓋ヲ開ケテミタラ、全然違ウバンドニナッテマシタ」と、憧れと敬意を口にしたのはMAN WITH A MISSIONのジャン・ケン・ジョニー。そんなMCからの「My Hero」にはグッときた。デビューした当時から付き合いがあるというTHE BACK HORNはACIDMANを「頼もしい仲間」と呼び、同じ時代を生き抜いてきた者の矜持を叩きつけるステージングを見せたし、ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、冒頭から「サイレン」「Re:Re:」「リライト」と、『NANO MUGEN FES.』でACIDMANと共演を果たした年にリリースされた『ソルファ』からの楽曲を並べ、最も付き合いが長くインディ時代から交流のあるストレイテナーは、その当時の「ROCKSTEADY」や、大木伸夫が「その曲をACIDMANにくれ」と言うほど気に入っているという「SIX DAY WONDER」(ストレイテナーのトリビュートアルバムではACIDMANが同曲をカバーしている)を披露してくれた。

後輩枠として出演したRADWIMPSは、この日がデビュー12周年の記念日。12年前、“大大大先輩”であるACIDMANと同じレーベルからCDを出すんだ、と喜んでいた若者たちは押しも押されぬビッグバンドへと成長し、レーベルメイトとなったACIDMANを祝うべく堂々とステージに立っていた。<こんなにACIDMANを好きになっていんですか>と「いいんですか」の歌詞を変えて歌う野田洋次郎に、場内が沸く。「尊敬する兄貴分」と大木が評するのはBRAHMANのTOSHI-LOWだ。オーディエンスの頭上に仁王立ちして歌う、畏敬の念すら覚えるような姿と、自らのライブを“おしっこタイム”と位置付けたりACIDMANの面々を散々イジリ倒す悪ふざけのギャップ。なるほど、最高の兄貴である。そんな彼はこう語った。
「2011年3月11日を境に多くのミュージシャンが口を閉ざした中、大木だけは原発のこと、戦争のこと、平和のことを語ってくれた。そしてそれ以来、毎年3月11日に彼らは福島でライブをやっている。仲間として呼んでもらったことに感謝します」。

いずれのバンドも、敬意と歴史がその音に乗っている。

……と、ここまで書いてきて脳裏をよぎるのは、そもそも20年間バンドという“生き物”がその命を絶やさずに来たこと自体の奇跡性だ。
「板の上でロックバンドを365日続けて、それを掛ける20しないと、ロックバンドでメンバー変わんねえで20周年なんてできねえの。マジで死ぬほど拍手してあげて」とKj(Dragon Ash)は讃えたが、その通り。バンドなんて解散してしまう場合もあるし、メンバーが欠けたりして姿を変えることだってある。ACIDMANが20年続いたことも、ほぼ同期のゲストが集ったことも、決して当たり前じゃない。きっとそんな思いを込めて、出会った当時はELLEGARDENのフロントマンであったthe HIATUSの細美は「今日、ここにいる全ての同世代のバンドに捧げます」と「Little Odyssey」を歌ったのであろう。それは間違いなく“SAI”のハイライトの一つであった。



そして最後の、最大の奇跡。それはトリを飾ったACIDMANがとんでもなく素晴らしいライブをしたことだ。フェス全体の感動的なムードが後押ししてそう感じた部分もあるにはあったかもしれないが、それを抜きにしても、ひたすらに激しくエモーショナルで、精緻で、壮大で、大木の美学と思想が詰まった、つまりACIDMANの全てが結晶になったようなステージ。SE「最後の国(introduction)」に合わせて巻き起こる万雷のクラップ、オープニングナンバー「新世界」の地鳴りのようなコーラス、「最後の星」「世界が終わる夜」という名バラード群で大木がみせた渾身の熱唱――どこを切り取っても美しいシーンが連続していく。かつて彼らの解散危機を救い、「この人たちがいなかったら今のACIDMANはありません」と紹介されてサプライズ登場した東京スカパラダイスオーケストラの谷中と加藤を交え届けたのは「ある証明」。ライブならではのインプロからあのエコーのかかったギターフレーズが聴こえてきた瞬間の、場内の熱狂といったら!
割れんばかりの大歓声とともに“SAI”はフィナーレへと向かっていった。

アンコールはしないと前置いて、最後は、死生観や宇宙に関することなどACIDMANがずっとずっと表現し続けてきた思想と、そこにある希望を高らかに歌い上げる「ALMA」を経て、「Your Song」で締め。何度も感謝を伝えながら「もう一歩上へ!」と叫ぶ大木の言葉は、思いが溢れすぎたせいかいつもより滑らかではないが、それがいい。ふと場内のビジョンを見上げたら、佐藤雅俊が「腕がもげるんじゃないか」というくらい全力で拳を突き上げ、浦山は泣いているのか笑っているのか分からない表情で一心不乱にドラムを叩いていた。思わず目頭が熱くなる。そんな映像にこの日の会場前のファンの姿や、出演アーティストのバックヤードでの様子などがインサートされていって、気づいた。そうか。これはACIDMANの20周年を祝うと同時に、その20年間のどこかでACIDMANと出会い、その曲と歌とともに歩んできた我々のフェスでもあったのだ。



大木に倣って言うならば、宇宙規模で言えば人の一生なんて瞬く間で、ACIDMANの歩んだ20年という歳月も、ましてや2017年11月23日という日はほんの一瞬にも満たない。けれども、会場に集まった2万人一人ひとりにとってとてつもなく幸福な時間であり、いつかは終わる我々の人生の中で特別な1ページとして永遠に刻まれる特別な日だった。
来年は無理でもいつかまたやりたい、と大木は言っていた。その言葉を信じて待ちたい。そしてその時、また此処で笑い合おう。


文=風間大洋

既に21年目の歩みを進めるACIDMAN、12月13日にはニューアルバム「Λ(ラムダ)」をリリースし、2018年4月1日(日)Zepp Tokyoを皮切りに自身6度目となる7月13日(金)日本武道館までの全国ツアーも開催。


今後の情報も是非チェックしよう。

ACIDMAN 最新情報

ライブ情報

ACIDMAN LIVE TOUR “ANTHOLOGY 2”公演日程
2019年3月2日(土)〜2019年5月17日(金)

2019年3月2日(土) 沖縄:桜坂セントラル
open 18:30 / start 19:00
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:全立見
(問)PMエージェンシー:098-898-1331

2019年3月11日(月) 福島:いわき芸術文化交流館アリオス中劇場
open 17:30 / start 18:30
ticket : \4,800-
席種:全席指定
(問)G.I.P:022-222-9999

2019年3月15日(金) 大阪:Zepp Osaka Bayside
open 18:00 / start 19:00
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:1F立見/2F指定/2F後方立見
(問)YUMEBANCHI(大阪):06-6341-3525

2019年3月21日(木) 香川:高松オリーブホール
open 17:30 / start 18:30
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:全立見
(問)デューク高松:087-822-2520

2019年3月23日(土) 宮城:仙台Rensa
open 17:30 / start 18:30
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:全立見
(問)G.I.P:022-222-9999

2019年4月6日(土) 福岡:Zepp Fukuoka
open 17:30 / start 18:30
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:1F立見/2F指定/2F後方立見
(問)キョードー西日本:092-714-0159

2019年4月7日(日) 岡山:岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
open 18:00 / start 19:00
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:全立見
(問)YUMEBANCHI(岡山):086-231-3531

2019年4月13日(土) 石川:金沢EIGHT HALL
open 18:00 / start 18:30
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:全立見
(問)FOB金沢:076-232-2424

2019年4月21日(日) 愛知:Zepp Nagoya
open 17:30 / start 18:30
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:1F立見/2F指定/2F立見
(問)サンデーフォークプロモーション:052-320-9100

2019年5月10日(金) 北海道:サッポロファクトリーホール
open 18:00 / start 19:00
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:全立見
(問)マウントアライブ:011-623-5555

2019年5月17日(金) 東京:Zepp Tokyo
open 18:00 / start 19:00
ticket : \4,800-(ドリンク別)
席種:1F立見/2F指定
(問)SOGO TOKYO:03-3405-9999

ACIDMANモバイル会員先行販売
2018年7月13日(金)〜2018年7月22日(日)23:00受付《抽選》

ACIDMANモバイル会員先行販売
2018年7月13日(金)〜2018年7月22日(日)23:00受付《抽選》

■ライブ放送情報
日本武道館開催 ACIDMAN LIVE TOUR “Λ” TOUR FINAL
WOWOWライブにて放送
収録日/2018年7月13日(金)
収録場所/日本武道館
放送日/2018年8月24日(金) 22:00〜
*都合により、番組名、放送日時、内容を変更する場合があります。
*ACIDMAN LIVE TOUR “Λ” 日本武道館公演オフィシャルライブレポートは7月14日夕方公開予定となっております。


ACIDMAN Profile

大木伸夫 (Vo&G)、 佐藤雅俊 (b)、 浦山一悟 (dr)からなる“生命”をテーマにした壮大な詩世界、様々なジャンルの音楽を取り込み、“静”と”動”を行き来する幅広いサウンドで3ピースの可能性を広げ続けるロックバンド。

2002年、1stアルバム『創』でメジャーデビューを果たし、第17回日本ゴールドディスク大賞「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を獲得。以降、10枚のオリジナルアルバムを発表し、数々の大型ロック・フェスティバルの大トリも務める。

2013年、坂本龍一氏をゲストに迎えた楽曲「風追い人」を含む9thアルバム『新世界』を発表し、 同年6月に自身による事務所「FREESTAR」を立ち上げる。これまでに5度にわたる日本武道館単独公演、幕張メッセ単独公演、15周年時に開催したさいたまスーパーアリーナ単独公演を大盛況に収めている。ライブバンドとしてのキャリアを重ねる一方、自身の楽曲をリアレンジし、アコースティックスタイルでの活動にも定評があり、過去2枚のアルバム『Second line& Acoustic collection Ⅰ, II』をリリースし、全国ツアーも行っている。

2016年秋より結成20周年に突入。20th Anniversaryイヤーとして、10月にニューシングル『最後の星』、ファン投票によるベストアルバムをリリース、11月からは自身初となる全国対バンツアーを開催中。2017年2月8日には、バンドキャリア初のプロデューサーに小林武史氏を迎え「愛を両手に」をリリース。

そして、2017年11月23日(木・祝)には20周年の集大成として、故郷、埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて、初の主催ロックフェスである「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」の開催を控えている。

【ACIDMAN OFFICIAL HP】
http://acidman.jp/
【ACIDMAN MOBILE HP】
http://acidman.mobi

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