11年間深い愛を本当にありがとうございました
2017年12月26日(火)、「渡辺麻友卒業公演」がAKB48劇場にて行われた。2006 年 3 期生オーディションに合格。翌 2007 年にチーム B メンバーとして劇場公演デビュー。同年の 4th シングル「BINGO!」で初の選抜入りをし、2009 年 7 月に行われた第 1 回AKB48 選抜総選挙では堂々の第 4 位にランクインし、そこからすべての選抜総選挙でトップ 5入りという快挙を果たした AKB48 の王道アイドル渡辺麻友の最後の公演が行われました。
麻友の′最後‘の「初日」から始まった卒業公演。見納めのパフォーマンスにファンは水色の法被とツインテールの被り物で揃え、麻友の卒業を祝いました。麻友が選抜した 16 人での「オネストマン」「BINGO!」と続き、自己紹介 MC に入ると、そんな会場の光景を指原が「インスタ映えの景色だよ!」と麻友ファンの想いを讃えました。
ユニットコーナーでは山本彩、松井珠理奈との「パジャマドライブ」や、麻友の後継者と指名している小栗有以、向井地美音との「君と c/w」、横山由依との「夕陽を見ているか?」では「また偉大な先輩が卒業します。」と横山のセリフで始まり、麻友が横山を優しい笑顔で見つめ、抱き合う場面も。
途中 MC では、麻友とのエピソードを語り合うメンバー。いつもかわいがられすぎてぐちゃぐちゃにされているという小栗や、向井地は上海のディズニーランドに小栗と麻友と 3 人で行った際、「ディズニーでは足が速くて、めっちゃ泣く(好きなアトラクションで嬉し泣き)」という意外なエピソードも披露。
盟友のまゆゆきりんで「てもでもの涙」と、いつかまゆゆと歌いたいと思っていたという「思い出のほとんど」の 2 曲を披露。
いつもは麻友のお母さんを名乗る柏木に対し、歌唱中泣きそうになったのを見た麻友は優しい微笑みで見つめていました。柏木に「お姉さんの顔してたね」と突っ込まれると「ゆきりんのが先に泣きそうになってたから」と大人ぶるコメント。
そんな態度を見てまた柏木が「かわいい~、大人になったね」と目をほそめました。そんな二人のユニットを観ていた指原はリハーサルの時から泣いていたと語り、「DVD 出たら絶対買おう!」と完全にファン目線のコメントをしていました。
(※ちなみに、本公演の DVD&Blu-ray は 2018年 2 月 9 日(金)発売となります)
アンコールでは麻友のオーディション合格時からの 11 年間の軌跡映像が流れ、麻友の卒業ソング「サヨナラで終わるわけじゃない」を真っ白なドレスで熱唱。途中声を詰まらせる場面もありましたが、グッと口をつむんで涙を堪え最後までしっかりと歌い上げ、ファンの皆様に深々とお辞儀をしました。
そして、自身にとってもファンの皆さんにとっても大切な曲として「心のプラカード」を麻友選抜 16 名で披露。続いて「約束よ」を歌い終えると、麻友の卒業を祝いに駆けつけた同期の多田愛佳、片山陽加、仲川遥香が登場しました。
柏木が作ったというアルバムや心のプラカードの衣装を着たむちちなどのプレゼントを手渡しました。そして横山からの手紙が読み上げられると、最後まで涙を堪えていた麻友も、顔をゆがめて涙を流していました。
そして最後、「次を歌ったら終わっちゃうんだ…」と、トークで歌うのを延ばしていた麻友ですが、意を決し「私が AKB48 を知るきっかけになったとても大切な曲で、私の 11 年間の AKB48人生をこの曲と共に締めくくります。」と、出演のメンバー全員で「桜の花びらたち」を歌唱し、渡辺麻友の卒業公演は幕を閉じました。
●渡辺麻友コメント(一部抜粋)
本当に寂しいですね…さみしい…。
AKB48 が本当に大好きなので、さみしいんですけど、最後こんなに沢山の素晴らしいファンの皆様に見守れて卒業ができるなんて、AKB48 に入った当初の私は思い描くこともできなかったことなので、本当に幸せ者だなと思います。
もうこの AKB48 劇場に立つこともないんだなと思うと不思議だし、この舞台に立つことが 11 年間当たり前だったので、この当たり前が来年からなくなることが信じられないです。
でも(横山)由依ちゃんの手紙がとっても頼もしくて、これからも頑張ってほしいし、見守り続けるし、自分も AKB48 が大好きなただの一人のファンだったので、それで AKB48 に入ってここまでやってきて、これからも大好きな AKB48 が永遠に続いてほしいなと思っているので、会場に来ているみんなに気持ちを託して私はこのグループを卒業していきたいと思います。
11 年間、たくさんの思い出、たくさんの深い愛を本当に本当にありがとうございました。