未完成アリスが動き出す・・・。
昨年の9月24日(日)に池袋BlackHoleを舞台に行った『未完成アリス始動ワンマン「未完成な君との初めての出会い」』から、未完成アリスの活動は始まった。当日のチケットはSOLD OUTを記録。幸先の良いスタートを切った彼らは、1stシングル『良音/2次元ラヴァーズ』を手にライブ活動を開始。今年に入ってからは、2マンライブを精力的に重ねながら着実に自分たちの土壌を築いてきた。これもすべては、3月2日に高田馬場AREAで行う無料ワンマン公演へ向けての行動だ。いくら無料とはいえ、始動から半年弱で高田馬場AREAという会場を埋め尽くすには、かなり高いハードルなのが現実だ。それをわかっているからこそ、メンバーたちは今、「3月2日・高田馬場AREA無料ワンマン公演」へ向け、すべての意識を注いでいる。
もちろん、3月14日(水)にリリースを控えている2ndシングル『依存症パズル』へ向けての行動も実施中だ。その作品がどれだけ評価を集めるかも、3月2日の成果次第だとメンバーらは受け止めている。
覚悟を持って挑む…。結果が伴わなかったら解散だ云々ではない。それを餌に動員を求めるほうが姑息な手段。もちろん、今回は無料公演だけに、彼らも当日の結果が今の未完成アリスの実力だとは受け止めていない。むしろ、そのときに集めた興味関心の目を、本当の評価に変えてゆくためのチャンスの場として捉えている。
何事も、まずは知ってもわわなければ始まらない。触れていただかないことには心も動かない…。
未完成アリスは、3月2日(金)に高田馬場AREAで行うワンマン公演を「未完成アリス無料ワンマン公演 「琉誕祭」~琉火生誕祭~」と銘打った。この日は、3月4日に誕生日を迎える琉火をひと足早くお祝いする生誕祭も兼ねている。この日のチケットは、ここ()http://www.starwaverecords.jp/20180302.jpgから無料チケットをダウンロードしていただければ、OK。画面を提示すれば、顔パス気分で入場できる(DRINK代は別)。
この日の公演では、プレミアムケットも3500円で発売中。こちらを手にした方には、「2次元ラヴァーズピアノ弾き語りバージョンCD」などの特典も用意してある。
3月2日の公演は、一部/二部と二部構成で行われる。未完成アリス限定イベント「未完成な君とだけの約束」と題した第一部は、「未完成アリス始動ワンマン「未完成な君との初めての出会い」にて配布したシリアルナンバー入り会員カードをお持ちの方のみ入場可能」のライブになっている。じつは、その内容がとんでもなかった。
「0距離ライブ」と題した第一部のライブは、フロアーに楽器やアンプを設置。つまり、客席でライブを行う形を取っている。舞台を隔ててではない、まさに同じ客席の上で未完成アリスのライブを楽しめるというわけだ。なんて、前代未聞なことをやってのける連中だ。参加の権利を持っている人たちには忘れられないライブになるはずだ。
第二部の無料公演には、大勢の人たちに足を運んでいただきたい。無料で日常を忘れた興奮や笑顔を得れるのに、それを無視するなんてもったいない。もちろん、「わたしの趣向に合わない」と思ったら、それでOK。せっかく無料で門戸を広げているのに、ライブを体感もしないまま「違う」と決めつけるのだけは避けて欲しい。
3月2日、高田馬場AREAに足を運べる時間がある人は、一度未完成アリスにその何時間かを預けてみないか。そのうえで、あなたなりに未完成アリスに対する評価を下していただければと思う。
最期に、琉火からメッセージが届いたので紹介しよう。
「未完成アリス ヴォーカルの琉火-lyubi-です。さて、いよいよ僕たち未完成アリスの無料ワンマンライブ2018年3月2日「琉誕祭」in高田馬場AREAが間近に迫ってきました。始動してから皆でこのワンマンライブに向かって走ってきたので、是非一人でも多くの人に見てもらいたいです。
高田馬場AREAっていう箱は僕たちインディーズのヴィジュアル系バンドにとって凄く重要な意味を持っているライブハウス。始動してたった半年のバンドがワンマンライブをやる場所としてはかなり冒険と言っても過言ではない、そんな由緒正しき場所です。それでも僕らが目指しているのはもっともっとずっと先の舞台。まずこの高田馬場AREAっていう箱を一杯に出来なければ、其処を目指すことすら出来ない。
高い目標を掲げた時に「そんなのどうせ無理でしょ」と思う人もいるかもしれないけれど、だからこそ目指す意味があると思っています。人は大人になるにつれて無意識に「これは無理」っていうラインをひいてしまうもの。だけど、僕らの目指す場所を「どうせ無理」っていう人が多ければ多いほどさ、実現出来た時にそれを一緒に叶えてくれたファンの皆の希望になれると想うんだ。
『ほら、無理じゃなかったよ。だからもう、これからはなんだって無理なんて思わなくていい。無理なんていうやつのいう事は聞かなくていい。ほら、やれるから!』。其処に立って、そんな風にファンの皆に言える日の事を夢見て、ただそれだけの為に僕は生きているからこそ、何度でも立ち上がる事が出来ているんだと思います。どうか、僕らと一緒に夢を追いかけてください。3月2日高田馬場AREAで待っています」
TEXT:長澤智典