青野紗穂、この秋冬は私にとって自分との勝負だと思っています。
今年の春「関ジャニ∞モーツァルト音楽王決定戦2018春」に出演し、注目を浴びたシンガー青野紗穂が、秋冬話題のミュージカルに2作続けて出演する。青野は14才でアメリカに渡り、アポロシアターのアマチュアナイトキッズ部門で日本人史上最年少優勝。2017年にはミュージカル「RENT」で、当時19歳ながらその歌唱力を買われてヒロインのミミ役に大抜擢された。
今年9月に上演されるのは、ミュージカル「BKLYN-ブルックリン-」
2004年にブロードウェイで初演され話題となった、愛と名声、そして信頼がテーマの感動ミュージカル。本作で青野はW主演でブルックリン役を演じる。実の父を探すために歌手となりパリからブルックリンに旅立つ...という難しい役どころだ。
そして今年の12月にはミュージカル「オン・ユア・フィート!」に出演。昨年宝塚歌劇団を退団した朝夏まなと演じるグロリアの妹・レベッカ役を演じる。他にも、ミュージカル界をけん引してきた一路真輝、久野綾希子など、名だたる面々との共演だ。
この2作品ではどちらも高い歌唱力・表現力を要求される難解な役を担う。「RENT」で脚光を浴びた青野の出演は、ミュージカルファンの間でも話題になっている。
この2作品に臨む青野は、
「この秋冬は私にとって自分との勝負だと思っています。『ブルックリン』では、戦争が生み出した残酷な現実の中でも強く美しく生きていく様をしっかりと演じていきたいと思います。家族愛も描かれているので愛する誰かと一緒に見に来てほしいです。『オン・ユア・フィート!』では主人公でもある姉の背中を押し、サポートをしていく妹の役なので、微力ではありますが、主演の朝夏さんを支えていける存在になれるように頑張りたいです。というかむしろ、足を引っ張らないかドキドキです(笑)。ミュージカル界を引っ張って来られた錚々たる方々と共演できる幸せを噛みしめ、一回りも二回りも成長したいです。」
と意気込んでいる。
10代から培ってきたその歌唱力を武器に、作品を通して彼女がどう成長し、どんな表情を見せてくれるのか。
今後も彼女から目が離せない。