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「会いたい」の沢田知可子が女優に挑戦! 人に優しくなれるドラマチックコンサート「LIFE〜思い出と一緒に〜」開催


沢田知可子 人に優しくなれるドラマチックコンサート「LIFE〜思い出と一緒に〜」開催

「恋人と呼ばせて」でデビューして丁度31年目の10月5日(金)、東京世田谷区の下北沢タウンホールで沢田知可子が芝居と歌で表現する「ドラマチックコンサート LIFE〜思い出と一緒に〜」を開催した。

コンサートは2部構成。その第1部は、坂口理子の脚本による芝居。ステージの中央にポツンと置かれた二人がけのソファーにスポットが当たってスタートした。定年を迎え、仕事から解放されて間もなく、認知症がまだらに現れる症状(まだらボケ)を発病してしまった主人(剣持直明〈劇団だるま座主宰〉)とその妻(沢田知可子)の物語。妻のことを忘れてしまう怖さのあまり、妻にも自分の事を忘れてもらおうとする夫。



例え治らない病だとしても、現実を正面から受け止め、二人三脚で歩いて行こうとする妻。夫婦2人で社交ダンスを踊るエンディングが印象的なドラマだった。

夫婦の終活、人生のエンディングに向かって前向きに歩む夫婦の姿をテーマにした二人の熱演に会場は割れんばかりの拍手を送った。

舞台の第2部は、キーボード、アコースティックギター、バイオリンをバックにした歌が中心。夫婦の終活をテーマにした最新アルバム「LIFE〜シアワセの種〜」からの曲「背中越しの砂時計」「シアワセの種」を中心にしつつ、代表曲「会いたい」「恋人と呼ばせて」「空を見上げてごらん」「幸せになろう」など合計15曲を披露した。



第2部の途中にも、トナカイに扮した剣持直明と沢田知可子の2人で演じるミュージカル「ギフト」が演じられた。ミュージカルは沢田のレパートリーを盛り込みながら、ピュアな子供達の夢を守ろうとする大人を描いたストーリー。

世の中との摩擦に悩みながらも子供のピュアさを守ろうとするトナカイという不思議なアルバイトの話がユーモアに溢れつつ感動的だった。

ただのコンサートに終始せず、トータルなエンタテインメントが繰り広げられた舞台に、1部同様、観客は大喝采を送った。



「愛にはいつか終わりが来る、だからこそ前向きに愛し合える、そんな事をテーマに今日は歌いました。『会いたい』を歌っていた私だから表現できるテーマだと思います。まだまだ懲りずに新しいことにチャレンジして行きます!」

「人はいつか死にます。ゴールがあるからこそ頑張れる。私の歌手人生、「会いたい」があるからこそ頑張ってこれました。今日は大切な人を瞼の裏に思い出して聴いてください。私はこの「会いたい」を一生歌っていきます」と語り、「会いたい」を披露した。

デビュー30周年を過ぎて、また新たなチャレンジをするアグレッシブな歌手 沢田知可子の姿が感動的な舞台だった。

写真:青木信之

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